2024年4月22日放送 4:20 - 4:45 NHK総合

小さな旅
「ことしも梅の花が咲き 〜東京 高尾梅郷〜」

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(オープニング)
オープニング

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(小さな旅)
ことしも梅の花が咲き 〜東京 高尾梅郷〜

八王子市高尾、気軽に登山が楽しめる高尾山のお膝元で、訪れた2月下旬には春の装いとして梅の満開が近づいていた。高尾は川沿いを中心に梅が1万本以上植えられ「高尾梅郷」と呼ばれている。昭和37年、耕す人がいなくなった畑などに街の人達が植えていった。小柳勉さんは10年ほど前からこれらの梅をボランティアで手入れしていという。10年前までは料理人だったという小柳さん、故郷だったとはいえ知り合いはいなかった。そんな時に梅の木を剪定する人から声をかけられ、梅の面倒を見るようになっという。しかしこの時声をかけてくれた峯尾さんは昨年亡くなったという。小柳さんは今も峯尾さんに買ってもらった道具で梅の剪定を行なっている。

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生まれも育ちも高尾だという峰尾幸代さんのお宅には紅白の花を咲かせる梅の木がある。代々農家だという峰尾さん。大きな家の掃除などを終え、一息つく時に眼の前にあるのは梅の木だという。かつて家と畑を継ぐよう言われ、反発したこともあるという峰尾さん。大学卒業後は役場で働き、自分で決めた人生を歩んだ。しかしある時「逃れられないのだろう、このままでも良いか」と感じることがあったのだと語る峰尾さん。祖母や母から教わった梅干し作りは続けているという。今はここでの生活を「大切にしなきゃいけない」と感じていると峰尾は話してくれた。保育施設の園長だという羽田さんは園児とともに梅を楽しむ。この日は自家製の梅干しを子どもたちに振る舞った。何度か雪の降ったこの冬は、咲き誇った花が雪に埋もれたこともある。その都度、小柳さんは梅林に足を運んだ。傷ついた枝を剪定する小柳さん、花のついた枝もあるが今後のために切ってしまったほうが良いのだと話してくれた。3月に満開を迎えた梅、小柳さんも訪れる。小柳さんは60歳からが一番いい、いい人に恵まれ、楽しみができて幸せだと話してくれた。

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(エンディング)
エンディング

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