2024年7月8日放送 4:20 - 4:45 NHK総合

小さな旅
「宝の浜 きらきらと 〜香川県 三豊市仁尾町〜」

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(オープニング)
オープニング

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(小さな旅)
宝の浜 きらきらと 〜香川県 三豊市仁尾町〜

5000人ほどが暮らす香川県三豊市の仁尾町。父母ヶ浜は干潟にできる鏡のような潮溜まりが有名で、幻想的な風景を撮影するために年間50万人が訪れるという。浜にできる行列、その先にはこの浜で写真撮影のボランティアをする菅磯夫さんがいる。仁尾町で生まれた菅さんは毎日のように浜で遊んおり、どこに潮溜まりができるかを把握している。菅さんは写真を撮るのが自身の元気の素だと語る。実は父母ヶ浜は30年前に埋め立ての計画が立てられた。計画を止めるために町長に直談判を行った。さらに浜の掃除を行い、失うものがいかに大きいかを訴えた。浜を掃除する仲間が徐々に増え、その結果埋め立ての計画はなくなったという。父母ヶ浜が撮影の名所になるよう仕掛けたのは三豊市の観光交流局で働く石井さん。自らモデルになり、写真をホームページに掲載したことで、大きな反響を得た。子供の時、地元にはなにもないと感じ、海外で働こうと考えた石井さん。しかし留学先のイギリスで友人に景色の写真を見せると「すごく綺麗だ」と絶賛されたことで意識が変わったという。故郷に戻った石井さんは浜の掃除に参加するようになった。

キーワード
三豊市観光交流局仁尾町(愛媛)父母ヶ浜

仁尾町は江戸時代から酢の生産が盛んだという。創業280年以上、現在町で唯一の醸造所の11代目の中橋さん夫妻。妻の登美子さんは自分たちの作る酢を自分たちの子供のようなものだと語った。生まれ育った時から仁尾酢で育った登美子さん、地元を離れると仁尾酢以外は美味しくないと感じたという。地域自慢のお酢を作る中橋さん夫妻を町の人も応援しているという。地元の果物を漬け込んだ酢も生産しているという中橋さんたち、故郷の味を残していくための試みだという。多くの醸造所が無くなったなか、中橋さん夫妻の醸造所が残った理由は大企業のようになろうとしなかったことではないか、2人はそのように離してくれた。海岸で海水を採取する浪越さん、この海水を使って塩を作るのだという。海水をじっくり煮詰めること1カ月、出来上がった塩はしょっぱさの中にミネラルによる甘みを感じるものだという。生まれも育ちも浪越さん、仁尾町が昭和30年代まで塩作りが盛んだったことを知り、塩作りがかつてこの町にあったことを残すために塩作りを始めたという。試行錯誤を繰り返す中、浪越さんは地元の海の味を感じたという。塩は浪越さんが運営するカフェの料理にも使う。お店には地元の若い世代が集まるという。ある日、集まった人たちは父母ヶ浜について話し始めた。浜を残すためにどうすればいいのかなどを話し合う人たち、思いはつながっていく。週末の浜の掃除、菅さんは「地域を愛してくれている人がいたことが嬉しい」と語ってくれた。

キーワード
仁尾町(愛媛)仁尾酢父母ヶ浜
(エンディング)
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