2024年6月17日放送 4:20 - 4:45 NHK総合

小さな旅
「お大師さんに結ばれて 〜和歌山県 高野山麓〜」

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(小さな旅)
お大師さんに結ばれて〜和歌山県 高野山麓〜

和歌山県にある高野山は真言宗の総本山である金剛峯寺を中心に117の寺院が集まっている。高野山には世界中から多くの人が集まるが、その始まりは空海が修行の場をここに作ったこと。自己を深め、他者の救済を願うという教えを広めた。空海は今もこの地で人々の幸せを願っているとされる。その高野山を見上げる橋本市高野口町は高野山に入るために多くの人が訪れる。この町で生まれ育った池田泰子さんは1年に60種の野菜を育てているという。野菜は市場に出荷するだけでなく、お大師さん(弘法大師・空海)に届けているという。池田さんの野菜が届けられるようになったのは3年ほど前、化学肥料をなるべく少なくしていることで評価されたのだという。週に1回、池田さんは清浄心院というお寺に届ける。この日届けた野菜も早速料理にされ、僧侶や宿坊に泊まるお客さんにも出される。こうした人達の気持ちに「お大師さん」は支えられている。

キーワード
清浄心院空海高野口町(和歌山)高野山高野山真言宗 総本山金剛峯寺

現在では電車で登ることも多い高野山だが、かつては歩いて登ることも多かった。高野山に登る途中にあるカフェ、かつては小学校だった場所を利用しているという。刀祢さんは3年前にこのお店をオープン。故郷が大好きだという刀祢さん、かつてタクシー会社で働いていた頃は2時間かけて通勤していたという。またこの喫茶店おを始めることで、刀祢さんは幼馴染の竹内さんと再開したという。杖ケ藪地区に移住してきたという宇奈手さん夫妻、長男の風介くんは集落で60年ぶりの子供だという。この地区に住んでいるのは宇奈手さん夫妻ともう1人だけ、現在毅さんは町から委託され、集落の仕事をしているという。またそれだけではなく集落の風習を残そうと弘法大師のお堂のお参りを始めたという。移住からしばらくして、宇奈手さんはこの地に縁を感じるようになったという。弘法大師を偲ぶという日、集落にはかつて住んでいた人たちが戻ってきた。餅をつき、お大師さんに供える。人々はお大師さんに見守られ、縁を未来に繋いでいく。

キーワード
杖ケ藪地区(和歌山)神谷内区(和歌山)空海高野山
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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