- 出演者
- 杉村太蔵 宮根誠司 高岡達之 木島由利香 阪口采香 西尾桃
酷暑日に迫る39.9°Cとなった熊本の過酷な復旧作業を現地から伝える。イオンモール熊本の爆発事故で亡くなった女性の勤めていた会社の社長が遺族に謝罪した。その後詳しくお伝え。
オープニング映像が流れた。
熊本市南区の避難所から中継。午後1時に39.9°Cと観測史上最高の暑さを記録した。熊本市内や避難所の方に暑さについて伺うと、「もっと大変な人がいるのに、暑さだけで大変なんて言ってられない。」「確かに暑いが、頑張っていかないといけない。」などの声があった。避難所の状況を後ほど詳しく伝えるとのことだった。
週末からの動きを振り返る。熊本駅からの午前中の映像で、きのう熊本市内は38.9°Cと過去最高の気温。きょうも40°Cの酷暑日予想。午前9時40分手元の温度計、40°Cを超えて、午前中でかなりの暑さとなってる。熊本市内の人は、“ボランティアにきのう参加したが暑さと人手が足りない。”、“文句を言ってはいけないと自分に言い聞かせてる。みんな大変な中で生きてらっしゃる。”などと話した。きょうの最高気温が観測史上最も高い39.9°Cとなった熊本市内。40°Cに迫る危険な暑さの中、きょうも給水場を利用する人の姿が。被災者は、“毎日くみにきてトイレに使ってる。2歳の子どもがいるが水分が足りなくなったりするので、水が大事だと肌で実感してる”などと話した。先週の地震発生から続く断水、熊本市内では解消されつつあるが、県内では今も約4万5000戸で水が出ない状態が続いてる。先週金曜日に設置されたのが、陸上自衛隊が北熊本駐屯地などから毎日30トンの水を運び、作った簡易シャワー。男性用10台、女性用16台のシャワーを設置。当面の間、午後6時~10時まで利用できる。
熊本・八代市では午前11時を過ぎたころの手元の温度計が38.4℃と、危険な暑さとなっている。通り沿いには倒壊した建物が何軒もある。八代市では猛烈な暑さの中、ボランティアが撤去作業に追われていた。村田さん夫妻が住んでいたのは築100年の家屋は先週火曜日、震度6強の激しい揺れで2階建ての部分が崩れ落ちた。難を逃れた平屋部分の中を見せてもらった。妻の都紀子さんは地震発生時、倒壊した1階部分にある寝室で横になっていたが、九死に一生を得たという。電気は復旧し、水は地下水を利用していてLPガスが使用できるため避難所へは行かず、残された平屋部分で生活しているが、余震への不安がつきまとうという。村田さん夫婦がいま一番必要とするものについて夫の英一さんは「やはり着物でしょうね。ずっと汗が出るし。着替えないといけないけどストックがあまりないから」と話した。
熊本・八代市内には至るところに地震の凄まじさを物語る爪痕があった。バスの運転手を務める64歳の平崎正季さんは客を乗せたバスの車内で被災した 。なんとか業務を終え、自宅に戻ったが家の中は想像を超える有様だったという。室内でも30℃を超える暑さの中、強いられる片付け。電気が復旧してからは作業中もクーラーが欠かせないという。平崎さんは数日前に熱中症になり、治療を受けたという。猛烈な暑さが続き、倒壊した家屋のほとんどが手つかずの状態となる中、氷川町ではきょうから使わなくなった家財などの受け付けが始まっていて、長蛇の列ができている。災害廃棄物の集積場では炎天下での作業が続いている。そしてけさ、高市総理が被災地を視察するため羽田空港を出発。氷川町などの被害状況を上空から確認し、避難所の視察や自治体関係者との意見交換を行う予定。被災者を苦しめる猛烈な暑さ。車中泊で避難していた女性が犠牲となった。
避難者たちを苦しめる猛烈な暑さ。氷川町で被災した人に一番苦労していることを聞いてみると「水。水が一番苦しいんじゃないかな」と答えた。この給水所では一度にもらえる飲料水は1人5Lまで。夫婦は2人で10Lの水を受け取ったが、家族5人の生活では1日で消費してしまうため、トイレを流す水や床の拭き掃除などに使う水を近くの用水路へ1日3回汲みに行くという。こうした中、熊本・八代市役所には岡山、山口など全国各地から派遣された給水車が続々と到着している。愛媛県松山市の給水車は手洗いなど生活排水用の水を被災地のタンクに補充した。愛媛・松山市公営企業局・野口英治主幹は「『飲める水はあるけど手や顔を洗う水がない』とよく聞きます。少しでもお役に立てれば」と話した。DSAT(災害洗濯支援チーム)はおととしの能登半島地震をきっかけに立ち上げられた被災地の洗濯を支援する団体。DSAT・クリーニング師・中村祐一さんは「お役に立てるのでうれしい」と話した。
熊本県益城町の保健福祉センターでは開設から2日目となるきょうも朝から多くのボランティアたちが集まっている。震度6強を観測した益城町では被災した自治体で初めてとなるボランティアセンターが開設。きのうも県の内外からボランティアが集まり、壊れた家財道具の運び出しや片付けに向かった。益城町社会福祉協議会・松本事務局長は「この暑い中ですので熱中症対策を十分していただいて、無理をせず休憩を取りながら活動してほしい」と話した。
熊本・氷川町では熱中症が原因とみられる死者も出た。亡くなったのは氷川町で車中泊をしていたひとり暮らしの70代の女性。先週木曜日に発見されたとき、車のガソリンは切れた状態だったという。氷川町で車中泊をし心肺停止の状態で発見されていた女性とみられていて、今回の地震で初めての災害関連死とみられている。またその氷川町できのう多く見られたのは住宅に貼られた赤や黄色などの紙。再び地震が起きた時、建物が倒壊する危険性を示す「応急危険度判定」。
復旧、復興が進むにつれ、新たな問題も出てきた。車列ができていたのは宇城市内にある処理施設。災害廃棄物が次々と運び込まれた。宇城市衛生環境課・内富裕登さんは「こちらの仮置き場は8月7日までですが、8月8日ごろには宇城市内4か所で新たに置き場を設置する予定を立てているので、焦らず家庭の中で分別をしていただいて仕分けしてから持って来てほしい」と話した。
おとといから青森県弘前市で始まったのは300年以上続く伝統行事「弘前ねぷたまつり」。鮮やかに彩られた約60基のねぷた。その中には「けっぱれ熊本!!」というメッセージが取り付けられたものもあった。東北が日本中が熊本を応援している。
福岡・太宰府が40.2℃、佐賀市が40.1℃の酷暑日となった。熊本は39.9℃と、これまでに経験したことのない観測史上1位の気温となっている。地震の前日まで熊本にいたという弁護士・阪口采香は「熊本県大牟田市に家の用事で帰っていた。外にいるだけで染み込んでくる暑さ」と話した。
熊本市南区の避難所から中継。きのうは38.9℃と観測史上最高の気温となったが、きょうは40.3℃となり、初の酷暑日となった。手元の温度計は40.2℃。この避難所には73世帯125人が避難しているが、日中はそれぞれ家の片付けに出かけ、夜に戻ってくるという。給水車も設置されていて、水を汲みに来た人に話を聞いたところ、手を洗った水をとっておいてトイレを流すときに再利用し節約していると話していたという。自衛隊の車両にはシャワーが設置されていて、午後6時から10時まで利用できる。利用者の声を紹介した。熊本市内でもまだかなりの断水があり、熊本県全体でみると4万5000戸ほどの家が断水しているという。暑さで喉がすぐに乾き汗が止まらない中で片付け作業をしていて、気象災害という過去な状況が続いている。この避難所では支援物資が各地から届き、飲料水で困ることはないという。しかし暑さによる過酷な状況が続いている。
宮根アナに「避難所にいる方、おうち、外で避難されている方、物資の行き届き方に差が出てきますよね」と問われた高岡達之は「自衛隊の艦船も大型の船が順次、八代の港、海上保安庁は三角にも入ってます。船は巨大な水タンクなんですよ。大きな船が着き始めるとかなり給水そのものがらくになります。熊本県は日本では稀なほど地下水が豊富な県で、熊本市を含む11の市町村は100%に近い地下水の依存率。だけどこの暑さは別の災害ですね」と話した。
熊本・八代市鏡町から中継で伝える。倒壊する家屋があり被害が大きいエリア。きょう八代市の最高気温は39.0℃と、これまでで史上最高を記録している。屋根にブルーシートが載せられている家の人に話を聞くと、「週末、台風が接近することによる雨のことを考えると、屋根をシートで覆う作業はいまのうちにせざるを得ない」と話していたという。倒壊した家屋があるが、当時は92歳の女性が1人で生活をしていたという。女性は救出され、きょうの時点で入所先が決まり、施設に入ったという。このあたりは元々海だったため、様々な場所で液状化が起きた。神社の鳥居が倒れ、狛犬の像もなくなっている。小学校には80人ほどが避難していて、電気が来てからはエアコンが使えているそう。しかしまだパーテーションやテントはない。断水が続いているためトイレはタンクに水を補充して流している。簡易シャワーは今後使える予定だが、いつになるかは決まっていない。
暑さの中での被災について杉村太蔵は「電気が比較的早く復旧したが、水道管のインフラの老朽化対策を進めていく必要があるんじゃないかと思う」とコメント。熊本県内のきょうの最高気温は40.3℃と、熊本では初めての酷暑日。九州地方でもこれまでにない気温となった。車中泊をしていた70代の女性が熱中症の疑いで死亡した。発見時、車はガソリンが切れた状態だったという。きのうから現地に入っている防災システム研究所・山村武彦所長は「被災者にとっては1週間というのは命の分かれ目ともいわれている。ここから体力が衰えてしまう場合と元気に向かう場合、いままでのストレスや不安など様々な要素がピークに達している。猛暑というよりも沸騰状態。間違いなくこれは沸騰災害ですね。大地震と沸騰災害の複合災害といえる。その中で断水している状態が続くことは非常に厳しい。ただ明るい情報としてはガソリンがスムーズになって、行列はできていない。電気も行き渡り、室内でエアコンが使えるようになったのは朗報だと思う。断水による衛生状態が心配される」と話した。
やむを得ず車中泊する場合はエコノミークラス症候群に注意。対策としてこまめな水分補給、就寝時に足を上げる、軽い体操やストレッチを行うなど必要。広域避難について、防災システム研究所・山村武彦所長は「広域避難はあくまで個人の希望者を募ってということになり、希望を取ると“自分の家の側にいたい”“泥棒が怖いから時々見に行かないといけない”“色々な情報が入らなくなるから嫌”“自分の通っている病院の近くでないと嫌”など様々な要素があり、特に災害時要配慮者の方々は比較的地元から離れたがらない」とコメント。熊本県内ではあす以降も危険な暑さが続く。
地震発生後から約1時間23分後に起きたイオンモール熊本も大規模な爆発では7人の命が奪われた。きのうこの爆発で亡くなった22歳の女性の通夜が行われた。地震発生直後、女性は一度、建物の外に避難。その時、叔母といとこと会っていたという。「会社の指示で売上金を金庫に入れないといけない」と言い残し、イオンモールの中へ戻ったという女性。その約5分後、大規模な爆発が発生。女性が勤務していた会社側は遺族に対し当時の出来事を説明。営業部長が地震発生当日、休みだった店長に「売上金を金庫に直して(入れて)くれないか」と指示。その後、店長が女性と一緒に勤務していた同僚に同様の内容を伝えたという。会社からの指示を受け、同僚と女性はイオンモールの中へ戻ったというが、これまで会社側が遺族に行った説明は異なる内容だったという。その後、会社側は亡くなった女性の母親と兄、妹に対し今回の事故の詳細、経緯についての報告書を渡し謝罪を述べた。
地震発生後に起きたイオンモール熊本での大規模な爆発で22歳の女性が亡くなった。遺族によると女性は一度、建物の外に避難し叔母といとこと会っていたという。その際、女性から「会社から売上金を金庫に入れるように言われている。戻らないといけない」と話した。叔母といとこが止めたが建物内に戻り、爆発に巻き込まれた。きのう女性が勤務する会社の営業部長は「もし可能であれば売上金を金庫に戻してくれないかと、もし(建物に)入れるのであれば」と言ったと話した。弁護士・阪口采香は「今回、中に入るということがなければこういう結果も防げたので、今回は安全配慮義務というところで今後、焦点になっていくのでは」、政治評論家・杉村太蔵は「取り返しのつかない判断ミス」、読売テレビ特別解説委員・高岡達之は「予見可能性ではなく安全の配慮というより売上金を戻すということの方が優先して頭が回ったと言われても仕方がない企業の行動だと思う」などとスタジオでコメント。
熊本は震度7の地震からきょうで6日。懸命な復旧作業が続いているが、一部地域では断水が続くなど影響が続いている。八代市にある特別養護老人ホームでは今回のような災害時に介護を必要とする人の避難場所としての役目も担っている。この施設では建物に被害があったものの徐々にライフラインも復旧し、いつもの生活を取り戻しつつある。一方、別の介護施設では水道が断水し、生活に欠かせない水が不足する深刻な事態に。いまだ水道の復旧のめどが立っていない中、長崎市の水道局から飲料水の支援が届いた。
