- 出演者
- 木村佳乃 所ジョージ ホルコムジャック和馬 池田譲 畠中悠(オズワルド) 松村沙友理
世界中で人気急上昇中のたこ焼き。ところが、たこ焼きがタコが消える危機に見舞われている。とあるたこ焼き屋では今年6月からタコの代わりにチキンを入れたたこ焼きなどを販売している。日本で消費されるマダコの多くはモロッコやモーリタニアなどの西アフリカから輸入。世界中でタコが人気になっていることやパレスチナ情勢の悪化により本来の輸送ルートであるスエズ運河が通行できず輸送コストが上昇しているため、タコの値段が高騰している。
オープニング映像。
- キーワード
- タコ
タコをペットとして飼うもちさんを取材。タコの名前はたくあん。たくあんの特技はハイタッチ。飼い主以外の人にはやらない。タコの餌はカニやエビ。これまで9匹のタコをペットとして飼ってきたという。
ペットして飼われているタコについて、所ジョージは「ちょっと感心しちゃいました。タコ君、素晴らしいですね」などとコメントした。琉球大学の池田教授によると、タコのチンパンジー並み。2億年後、タコやイカが地球を支配しているという予測もあるという。
明石のマダコにも異変が起きている。5年ほど前から漁獲量が激減。瀬戸内海では1980年代に工場排水などが原因で赤潮が度々発生。その対策を徹底した結果、海に栄養がなくなり、タコの餌となるアサリなどの二枚貝がいなくなってしまったという。さらに、もう一つの原因がタコ釣りの爆発的ブームだという。
兵庫県としてはタコ釣りも大切な観光資源。そのため、タコ釣りも残しつつ資源も守りたいと考えているといい、明石市の漁協や遊漁船組合がタコの餌になる二枚貝を撒くなどしているという。琉球大学の池田教授によると、タコの寿命は1年。産卵を1回だけして卵が孵化するのを見届けて死ぬといい、親と子どもの世代が重なることはない。そのため、漁獲圧が高くなると、タコのその年の集団がなくなる危険性があるという。
国立の水産研究・教育機構ではタコ養殖の研究を行っている。タコは60年もの間、養殖が叶わなかった。理由はタコの赤ちゃんは泳ぎがあまり上手くないため。従来の水槽では水流の問題でタコの幼生が餌を食べられず死んでしまうことが多かったという。研究チームは水槽の水流を改善。その後、生残率が9割まで向上したという。
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