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鈴木亮平は球児役の共演者と初顔合わせ。演じるのは弱小野球部で甲子園を目指す高校教師。球児役はオーディションで選ばれた野球経験豊富な12名の若者たち。今夜9時からスタートする日曜劇場「下剋上球児」。三重県白山高校の奇跡にインスピレーションを受けて制作された今作。野球部や家族が抱える問題にぶつかりながらも甲子園を目指す3年間を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。番組では密着したメイキング映像をもとに、球児たちの軌跡を振り返る。
舞台は三重県の越山高校。無気力な生徒が集まり残念な高校「ザン高」と呼ばれている。そこに務める社会科教師の南雲脩司。生徒や保護者からの人望が厚い先生。そんな南雲の運命を変える出来事が、定年を迎える野球部監督の横田と校長の丹羽から突如野球部の監督を打診される。しかし2児の父親である南雲は家庭の時間を大切にするため、監督への就任を頑なに拒んでいた。そんな中、小さい頃から野球が大好きな家庭科教師・山住香南子が越山高校へ赴任してくる。山住は野球部のグラウンドを自費で作る地元の有力者・犬塚樹生とともに着々と準備を進めていた。越山高校の野球部は、生徒からバカにされる部員1人とやる気のない幽霊部員しかいない廃部寸前の部。
8月上旬に下剋上球児の撮影が始まった。主人公の南雲脩司を演じる鈴木亮平は、「TOKYO MER」以来2年ぶりの日曜劇場主演作に大きな期待を膨らませていた。鈴木亮平は、日曜劇場はドラマでいう甲子園だと思っているという。鈴木亮平が演じる南雲は、越山高校で教師を務めているが、実は甲子園を目指した元球児。演じる役はすごく普通の監督で、野球選手としては特別でもなく、教師としての才能とか人を愛する才能はあるキャラクターだと思っているという。人並みに悩みや抱えきれない秘密もあり、そこからどう成長していくかが見どころだという。スポーツ万能の鈴木だが、野球経験は乏しい。撮影前から自主トレを行い、野球指導のスタッフからも知識を吸収していた。今回オーディションで選ばえた球児には、140km近いボールを投げる者もいる。彼らの能力を最大限引き出すのが鈴木の役割。いかに生徒たちを成長させられるかすごく考えているキャラクターなので、俳優の先輩として彼らが一番輝く状況を作っていこうとスタッフとも話しているという。
日曜劇場といえば、豪華出演者も見どころの1つ。南雲を野球部の監督にスカウトする野球部部長の山住香南子を演じる黒木華。大の野球好きで弱小野球部を立て直そうと赴任直後から奔走。黒木は、山住として生徒と先生の距離感というものを掴みたいというのもあり、大きな声を出すというのを今回のテーマなので、生徒たちと一緒になって野球を楽しめたらいいなと思っている。南雲の妻を演じる井川遥は、明るくしっかりものの彼女は野球部の顧問に鳴ることを迷う南雲の背中を推す存在。友達のような関係で、言いたいことを言い合えるところがあるという。鈴木亮平はいつも1つのシーンを真摯に受け止めて考えながらしている姿が、美香が南雲を見るのと同じような感覚で見ているという。街の権力者の犬塚樹生を演じる小日向文世は、野球少年の孫を溺愛し弱小野球部を支えていく。小日向は子供がそのまま大きくなっちゃった人だなと思ったという。はたから見たら大変だが、可愛いおじいちゃんだなと思ってくれたら嬉しいという。野球部の監督を務める横田宗典を演じる生瀬勝久は、イメージは中学の時の古典の先生だという。犬塚の暴走と一生懸命やる人たちの間に入った緩衝材みたいな役だという。丹羽慎吾演じる小泉孝太郎は、地域の高校に携わる人達はたくさんいて、こんなに沢山の大人たちが野球に打ち込むことを応援してくれていたことに気付かされるなどと話し、大人なドラマだと思って演じているという。根室柚希を演じる山下美月は、しっかりもののお姉ちゃんということで、家の中ではチャキチャキしている感じだという。南雲の恩師・賀門英助に松平健、草野球チームのメンバー下川原祐一に鳥谷敬などが出演。もう一つの見どころが、個性豊かな球児役たち。球児役をかけた半年にわたるオーディションを開催。5次にわたるオーディションには、甲子園で活躍した選手や強豪校出身者などが参戦。それぞれが抱えた思いや未来への希望を縣けた戦いが待っていた。オーディションをくぐり抜け12人が選ばれた。U-NEXTとTVerで下剋上セレクションで完全版を配信中。
今作の舞台になった三重県は風光明媚な自然が数多くあり、登場人物たちの心情をより引き立てている。野球のシーンは特殊カメラで撮影し、アニメーション映像と合わせて試合中の緊迫した瞬間を映し出している。主題歌はSuperflyの「Ashes」で、パワフルな歌声が作品を盛り上げている。また円陣で球児たちへの声かけのシーンなどアドリブで作っている部分も多いという。
日曜劇場 下剋上球児の番組宣伝。
頑なに監督を誇示する南雲のところにある夜山住が訪れ、南雲が甲子園を目指した高校球児だったことを思い出す。改めて監督を打診された南雲は監督を拒み続ける理由を語り始める。鈴木亮平さんは「今回のドラマは監督も自身がない中で大好きな野球に抗えないようなドラマ」など話した。