- 出演者
- 岡田准一 ケンドーコバヤシ
今回は特別編で番組セットも豪華に。ケンドーコバヤシは「美術さんに特別報酬を」と話し、太田博久は色々な武術を身をもって体感するべく、肉体を仕上げて収録に臨んでいた。
- キーワード
- 関ヶ原の戦い
「関ヶ原の戦い」で武器として用いられたのは火縄銃、白兵戦での槍。岡田准一は日本刀では槍の間合いに入れないと話す。
- キーワード
- 関ヶ原の戦い
岡田准一は槍の使い手は刀剣がまったく届かない状況を作り出せるとレクチャーした。レスリング経験者の太田博久は槍の使い手と向かい合い、「絶望的な距離感とはこのこと」と吐露した。
「関ヶ原の戦い」で活躍した可児才蔵が修めたのが宝蔵院流槍術で、450年以上に渡って継承されてきた。最大の特徴は先端部分に8つの刃がついた十文字鎌槍。様々な使い方で相手にダメージを与え、防御にも応用できる。駒喜多学氏は相手の攻撃を流しつつ、間合いへ入っていく一連の動きを披露した。
佐分利流槍術では柄の上部に鍵と呼ばれる金具がついた鍵槍を用いる。鍵で相手の武器を押さえたり、武器を巻き落としたりして相手を制していた。続いて、尾張貫流槍術は管槍を用いることで、電光石火の突き、爆発的な貫通力を生み出す。また、素早い引きにより、二撃、三撃と連続攻撃も可能。さらに無比無敵流杖術は戦場で槍の穂先が折れても、柄のみで戦った猛者が開眼した。
伊与久松凬氏によると、甲州流兵法では日常のものを武器として活用し、大鎌を使った兵法を披露した。「大河ドラマ どうする家康」で伊賀忍者を演じている松本まりかは目を見開いて注目していた。伊与久氏は必勝伝という秘技も披露。相手の攻撃を小手で受け、腕をクロスした状態から相手の喉に一撃を見舞う。相手を投げ、小刀を抜刀して命を奪う。松本まりかは伊与久氏から指導を受けながら、吾妻衆一族に伝わる軸づくりを体感した。
関ヶ原の戦いでは島津兵がわずかな兵力で敵中を強行突破したとされる。兵士たちの多くが修めていたとされる剣術がタイ捨流。接近戦では蹴りや目潰し、関節技、柔術的な体術を用いたとも言われる。また、小手に隙があるように仕向け、相手が狙ってきたところで反撃をするというカウンター技もあり、上泉伊勢守信綱が開祖した「新陰流」に由来するという。
アレキサンダー・ベネット教授によると、関ヶ原の戦い以前は敵を倒すことが尊ばれたが、江戸時代になると剣術は人として成長に繋がるとされたという。
上田城の戦いを経験し、徳川将軍家の剣術指南役となったのが小野派一刀流。矢吹裕二氏は同流派の「切落」を披露した。相手の剣閃に対してまっすぐ刀を振り下ろし、相手の攻撃を外すというもので、高い精度の技術も然ることながら、相手を恐れない、自分自身に勝つといった強靭な精神も要求される。飲酒、異性問題に対する戒めが込められた刀術もあり、四方八方の敵への対処を想定している。
- キーワード
- 小野派一刀流
柳生新陰流もタイ捨流と同じく、わざと作った隙を相手が突いてくるよう仕向け、その動きを予測して勝利を収める点で共通している。また、小野派一刀流と似た技もあり、江戸時代では頭部を、戦国時代では甲冑の隙間を狙っていた。岡田准一は柳生新陰流に相手の攻撃にも動じない精神、横綱のような取り組みを目撃したという。
松本まりかは「武術が人間形成、真実の人を目指していることが心に響いた」、「大事なことを教えていただいて感動しました」と涙し、岡田准一曰く、武を高めていった先では一刀さえも無く、戦わずして終わるという境地に達するという。
「大河ドラマ どうする家康」の番組宣伝。
あの日あのときあの番組の番組宣伝。