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今回はアドルフ・ヒトラーの隠された素顔を特集する。ヒトラーに関する映像は数多く残されているが、プライベートに関することは残されてないという。そうした中で恋人のエヴァ・ブラウンが撮影したプライベートのフィルムが残っている。そこでフィルムに残っていた人を顔認識AIで探してみたという。
オープニング映像。
ヒトラーの死後、アメリカ軍はその犯罪行為を裏付ける資料を探していた。その時に発見したのが、恋人のエヴァ・ブラウンが撮影したプライベートフィルムだった。そこはヒトラーの別荘で、別荘にはヒトラーが信頼するごく一部の人だけが訪れていたという。そこでヒトラーの別荘を訪れた人を顔認識AIを使って特定する試みが行われた。そこで主治医のテオドーア・モレルが度々映っており、モレルによるヒトラーの診察記録が残っている。そこからヒトラーが薬物に依存していたということがわかった。
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エヴァ・ブラウンのフィルムの中にはヒトラーと長い時間話し込む男性の姿があった。その男性は彫刻家のアルノ・ブレーカーだという。ヒトラーはナチの理想を体現する強さをアルノ・ブレーカーの作品に見出したという。ヒトラーは芸術家であるブレーカーに憧れを抱いていたという。そこで読唇術師に映像の会話を解析してもらったりした。他にもエヴァ・ブラウンの両親や映画俳優などが別荘を訪れている様子などが映っていた。
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エヴァ・ブラウンの映像の中にヒトラーが若い人物の話し込んでいる映像があった。その若い男性は外科医のカール・ブラントだという。日頃の診察はモレルで、カール・ブラントは空襲や暗殺に備えてヒトラーの命を守るために傍にいるという。カール・ブラントは障害者などへの安楽死計画に関わっていたという。他にも別荘には親衛隊トップのハインリヒ・ヒムラーやナンバー2のラインハルト・ハイドリヒなども訪れていたという。
1944年の6月3日に撮影されたエヴァ・ブラウンの妹の結婚式の映像が残っていた。集まった人たちは豪華な食事で2人の門出を祝っていた。ただその当時のドイツは敗走しており、そこだけは別世界だった。ヒトラーは1944年2月末から7月末までエヴァ・ブラウンと別荘で過ごしており、その間に連合国軍やソ連軍がドイツに迫っていた。ヒトラーとエヴァ・ブラウンは追い詰められて、1945年の4月30日に命を絶ったという。
九州工業大学では読唇AIの開発を試みているという。そこでエヴァ・ブラウンのフィルムからヒトラーの唇を読んだ。映像に記録されてない音声をAIで読み取ることができたら、埋もれていた歴史の真実が浮かび上がるかもしれないと伝えた。
エンディング映像。
映像の世紀 バタフライエフェクトの次回予告。