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今回は熱狂が揺らしたFIFAワールドカップの事件簿を特集。4年に一度の祭典は歓喜と絶望を巻き込みながら人々の心を揺さぶってきた。ただ熱狂は時に悲劇を生んだりもした。
オープニング映像。
FIFAワールドカップのウルグアイで行われた過去の大会の映像が流れた。ヨーロッパからフランスなど4カ国が大会に参加した。南米の小国のウルグアイがサッカーで存在感を示すために出費を惜しまず大会を開催した。そして決勝でウルグアイはアルゼンチンと対戦して勝利し王者になった。4年後に世界恐慌で大会開催を尻込みする中で、イタリアのムッソリーニが名乗りを上げた。イタリアは順調に勝ち進んだが、審判を買収していた疑惑があるという。そしてイタリアは優勝した。
1940年代にワールドカップは第二次世界大戦によって2大会連続で中止になった。1950年に大会は再開されたが、ナチの戦争責任を負った西ドイツはFIFAの処分によって参加を認められなかったという。1954年に行われた大会では西ドイツが決勝へ進み、雨が味方をして3-2で勝利し西ドイツが優勝した。1958年に行われた大会では決勝でブラジルとスウェーデンが対戦し、ペレの活躍でブラジルが勝利した。ペレのもたらした熱狂は南アフリカにも届いて、政治犯が収容される刑務所でサッカーが行われるようになり、それが囚人たちの心の支えになったという。
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1974年に開催された西ドイツでの大会では、東ドイツと西ドイツが同じリーグになり、グループリーグで東ドイツと西ドイツが対戦し、東ドイツが歴史的な勝利を果たした。ただ西ドイツはグループリーグを突破し、決勝でオランダに勝利し、西ドイツは優勝した。1978年にはアルゼンチン で大会が行われた。アルゼンチンはホルヘ・ラファエル・ビデラによる反体制派への弾圧が続いており、大会のために訪れた海外メディアが偶然インタビューしたことで実態が世界に伝わった。大会でアルゼンチンは優勝したが、政権は揺らぐことになり、ホルヘ・ラファエル・ビデラはその後、裁判で終身刑になった。
1986年にはメキシコで大会が行われた。この大会ではディエゴ・マラドーナが活躍し、決勝で西ドイツに勝利して優勝した。しかし8年後にマラドーナはドーピングが発覚して大会に出ることはできなかった。薬物依存に苦しむマラドーナを救おうとフィデル・カストロが手を貸し、マラドーナは反米を掲げる他の指導者とも連携したという。2006年の大会ではコートジボワールが予選を勝ち抜き、キャプテンのディディエ・ドログバは祖国の内戦を終わらせるきっかけをつくった。
2010年には南アフリカで大会が行われた。ネルソン・マンデラが釈放されて黒人初乗大統領になり、国の再建を牽引していた。そしてマカナ・サッカー協会はFIFA名誉会員に認定された。ワールドカップは新たな英雄を生み続けており、2022年の大会ではリオネル・メッシの活躍でアルゼンチンが優勝し、母国の英雄であるディエゴ・マラドーナに勝利を捧げたという。一方でこの大会ではイラン代表が国歌斉唱をボイコットするなど抗議を示す場面もあったという。
番組の次回予告。
