- 出演者
- 野口聡一 二階堂高嗣
今回は2005年に開業したつくばエクスプレス。ゲストは宇宙飛行士の野口聡一とKis-My-Ft2の二階堂高嗣。野口の初宇宙、Kis-My-Ft2の結成は共に2005年。
今回の始発駅は茨城県のつくば駅。多くの研究施設が集まる科学技術拠点都市。野口聡一はJAXAに勤めていた時期に住んでいた。1996年、宇宙飛行士候補者に選ばれた時の記者会見映像を見て野口は「選ばれた初日でむちゃくちゃ緊張している」と話した。民間企業の技術者だった野口は候補に決まったその日に会見に出たという。
今回、時空を越えて旅するのは2005年開業のつくばエクスプレス。茨城県のつくばから千葉、埼玉を抜けて東京・秋葉原まで1都3県を結ぶ全長58.3kmの都市高速鉄道。ゲストは7年間つくばで暮らし都心への足としても利用していた野口聡一、埼玉の八潮駅周辺で生まれ育った二階堂高嗣。
つくばエクスプレスはつくば~研究学園へ。野口聡一はつくばエクスプレスの開業と同時期に宇宙行きが決定。どっちが先に行くのか内心競っていて、野口が1か月先に宇宙に行った。
つくばエクスプレスは万博記念公園駅に到着。現在は道路の場所、1985年はつくば科学万博の会場で半年間で2000万人以上が来場した。野口はこの年に東京大学工学部に入学。野口は万博について「こんなにいろんな技術があるんだとびっくりしたのを覚えています」と話した。
東京への一曲集中が進んでいた高度経済成長の1960年代。国はその緩和と科学技術の新たな拠点づくりに乗り出し、筑波が舞台に選ばれた。広大な土地を活かして研究施設が次々建設され、日本を代表する科学の街へと発展。しかし、都心と直接結ぶ鉄道がないのが課題だった。つくば科学万博が開催された1985年、現在のつくばエクスプレスにつながる常磐新線計画が動き始めた。目指したのは都心への速さ。車体は軽くて強いアルミ合金製、線路には重い60kgレールを採用。レールのつなぎ目を減らして安定走行を可能にした。さらに、路線すべてを立体交差化し踏切ゼロの高速運転を実現。そして、2005年8月につくばエクスプレスが開業。時速130km、秋葉原とつくばを最速45分で結ぶ新たな鉄道が誕生した。
つくばエクスプレスは万博記念公園からみどりの、みらい平へ。ここでつくばエキスプレスあるある、二階堂は「とにかく速い」、野口は「夜のつくば発の電車で酒飲んでいるサラリーマンが多い」、八嶋は「6両編成に限界が来ている」とあるあるを披露。
つくばエクスプレスはみらい平駅に到着。丘陵地に広がる住宅と商業施設が集まるゆったりした街。この街にいる宝田稔さんは野口さんにダイビングを教えたインストラクター。宇宙遊泳の訓練を水中で行うためダイビングを教えてもらっていた。若き日の野口をよく知るJAXAの阿部貴宏さんは「理解力が高く、応援団になるとサポートしてくれるが野口さんが反対意見になってしまうと手強い相手になる。大激論したこともある」と話した。宇宙に行って一番感動をしたことについて野口は「無重力になった瞬間に目の前に地球がある、写真や動画とは違う、これを見るために宇宙に来た、地球が動いているのも明確にわかる。それくらい生きている」と話した。
つくばエクスプレスは利根川を越えて千葉県へ。流山おおたかの森駅は豊かな森と都市の利便性が共存する街。流山市の人口は2005年の約15万人から現在は約21万人と増加。つくばエクスプレスが開業した2005年当時は現在とは全然違う風景が広がっていた。
速さを追求し東京~つくばをできるだけ直線的に結ぶ計画がたてられたつくばエクスプレス。沿線にはまだ開発されていない土地が多く残っていた。そこで鉄道建設と共に駅を中心とした新たな街づくりが進められた。流山おおたかの森が目指したのは子育て世代が暮らしやすい街。歩道はベビーカー2台がすれ違える程広くフラットに、病院や学童保育・図書館など子育てに必要な施設を駅周辺に集約。出勤前に駅前に子どもを預けるだけで保育園に送迎してくれる取り組みも。その結果、仕事と育児を両立できる街として評判を呼び、子育て世代が次々と移り住むようになった。
周辺に大学や研究機関が集まる柏の葉キャンパス駅が目指したのは、未来の暮らしをつくるスマートシティ。駅周辺にはAIカメラを設置、電気自動車へのワイヤレス給電やバスの自動運転など最先端技術を実証している。つくばエクスプレスは沿線に新しい暮らしの形を生み出している。
野口聡一は東京大学 柏の葉キャンパスで教えていたこともあり、柏の葉キャンパス駅にもゆかりがあるという。つくばエクスプレスは江戸川を越えて埼玉県へ。
八潮駅は水辺に囲まれた都心に近い産業都市。開業したのは2005年。当時15歳だった二階堂は八潮駅ができたことで便利になったと話した。二階堂が通っていた施設や駄菓子店などを紹介した。
つくばエクスプレスは荒川を越えて北千住駅へ。昔ながらの商店街と現代の都市文化が共存する街。1959年の北千住駅の映像は物々しい雰囲気。2001年、北千住のある足立区では犯罪件数が過去最多を記録、その数は現在の4倍だった。2005年に北千住に5つめの路線として開業したつくばエクスプレス。依然、治安の問題があったが区と地域住民が一体となり防犯パトロールなどの取り組みを進め、犯罪件数はピーク時から7割減少。さらに、この頃から大学のキャンパスも次々誕生し若者や学生が集まるようになった。
つくばエクスプレスは南千住駅へ。再開発で公園や商業施設が充実した下町の商店街。荒川総合スポーツセンターのある場所にはかつて東京スタジアムがあった。1962~1972年までオリオンズの本拠地として親しまれた球場。1970年のオリオンズと巨人の日本シリーズは長嶋茂雄のホームランなどで盛り上がった。同年、野口が宇宙にあこがれるきっかけとなった日本万国博覧会で月の石が展示された。
つくばエクスプレスは浅草駅へ。伝統的な下町文化で国内外の観光客がにぎわう街。二階堂は10代の頃にトーク基礎を学ぶため浅草演芸ホールに寄席を観に通っていたという。
