- 出演者
- 宮内篤志
(オープニング)
オープニング
オープニング映像。
(時論公論)
閣僚相次ぎ失脚か 習指導部で何が起きているのか
中国のリ・ショウフク国防相は先月29日、北京で開かれたフォーラムでの演説を最後に公式の動静が途絶えている。国防相は中央軍事委員会の1人で、対外的な交流も担う重要なポストで、1か月も行方不明なのは異例。政府は理由を明かしていないが、海外メディアは「当局の調査を受けていて解任された」との見方を相次いで報道。17年には軍の装備発展部トップに就任。この部を巡っては装備品調達に費用がかかることから、入札を巡る汚職に関する調査を受けているとの見方も。ロケット軍でも交代人事が行われた中国、香港メディアによれば背景は汚職。今年7月には当時のシン・ゴウ外相が解任。米国メディアは解任について、アメリカ大使だったときに不倫で現地で子供を設けたことなどが解任に繋がったと報道。2人とも習主席による肝いり人事での抜擢だった。その2人が不祥事というのは想定外だったものの、人選ミスとの受け止めが体制内で出ることは避けられず、権威に傷が付く恐れも。
中国で相次ぐ閣僚の失脚。習主席に権力が一極集中する現状がリスクと捉えられる現状が避けられない中、その政治手法における政策のブレや不確実性などもあり、バイデン大統領もこの体制を「時限爆弾」などと批判。台湾有事の可能性も取りざたされる中、国内が困難な状況にあるため強硬策に出る可能性も捨てきれないという見方も。
(エンディング)
エンディング
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