2023年12月2日放送 4:10 - 4:20 NHK総合

時論公論
「“ジャパン・アズ・ナンバーフォー”の課題」

出演者
櫻井玲子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(時論公論)
”ジャパン・アズ・No.4”の課題

日本の2023年の名目GDPは4.2兆ドル余り。ドイツは4.4兆ドルを上回ると見られ、日本は4位に。要因は「円安」「ドイツで急激なインフレ」など。「ドイツ経済が強いのではなく、日本経済が弱い」との見方も。ユニクロ柳井正会長はタイム誌で「日本はもはや先進国とは呼べない」など発言し、「官僚の視野の狭さ」「国の支援に依存しがちな民間企業の甘え」など批判。日本が「ジャパン・アズ・ナンバーワン」ともてはやされた80年代もあったが、その後長期的な停滞を経て2010年に中国に抜かれてからは世界3位に。要因は少子高齢化とされるが、ドイツの人口は日本の3分の2。日本ではこの30年、賃金が1.1倍増にとどまっているて、消費の伸び率も小さい。費用への設備投資はG7最低で、GDPに占める教育費もOECD加盟37国中36位。

キーワード
エズラ・ヴォーゲルジャパン・アズ・ナンバーワン アメリカへの教訓タイムユニクロ国際通貨基金柳井正経済協力開発機構

日本では今年、30年ぶりの高水準な賃上げが実現。米国では全米自動車労働組合が4年半で25%の賃上げを勝ち取っているが、日本では継続して収入が上がる見込みがないことから、消費が増える見込みはない。求められるのはデジタル投資やネット活用などの工夫に伴うコスト削減により人件費を捻出すること。人材教育への投資を惜しまず、専門性の高い人材の育成や、世界情勢に柔軟に対応できる教養・広い視野を備えた若者を備えることも必要。日本の人口比では3分の2のドイツは、ユーロ経済の成長の恩恵にもあずかって成長してきた。日本はアジアとの経済連携を強化しようとしているが、これの強化が求められるとされる。日本は2026年にはインドにも抜かれる見込み。

キーワード
エズラ・ヴォーゲルジャパン・アズ・ナンバーワン アメリカへの教訓全米自動車労働組合国際通貨基金東南アジア諸国連合
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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