2023年11月30日放送 23:35 - 23:45 NHK総合

時論公論
「波乱含みの台湾総統選挙 その行方は」

出演者
宮内篤志 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れ、出演者が挨拶。

(時論公論)
波乱含みの台湾総統選挙 その行方は

台湾では来年1月、4年に一度の総統選挙。任期は最長で2期8年。現在の蔡英文総統の任期は来年5月まで。投票は来年1月13日から。立候補受付はすでに締め切られ、与党・民進党からは現副総統の頼清徳、最大野党・国民党からは候友宜親北市長、野党第2党・民衆党からは柯文哲前台北市長。頼は医師から世界入して台南市長など歴任。蔡英文の2期目から副総統に。副総統候補は蕭美琴前駐米代表。候は警察トップを務めた後、新北市副市長を経て市長に2期連続当選。柯は医師出身で、去年まで台北市長を2期務めたほか、任期中に民衆党を立ち上げて若者などから支持。台湾では96年に初めて総統を選ぶ直接選挙が行われ、以来8年ごとに政権交代。事前の世論調査では頼が有利で、野党側は候補一本化で合意も決裂。争点は中国。頼は親米主義。候は党内の中国寄り勢力とは遠く、中国との対話を重視する姿勢。柯は防衛力強化と共に中国との交流の再開を主張。

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習近平政権は平和的台湾統一を目的に、「一つの中国」を認めない民進党政権の継続は阻止したく、対話を重ねてきた国民党への政権交代を促したい考え。このため選挙への介入も懸念。郭台銘が立候補を見送ったこと、野党候補一本化の合意があったことなどは中国側の働きかけがあったとの見方も。合意が決裂したことを受けて中国は「台湾は平和と戦争の選択に直面」との談話を発表。米中会談でも習国家主席が台湾統一への強い意志を明言。2020年総統選挙では、前年の香港での抗議活動を押さえつけたことから、蔡総統再選の追い風になったことも。00年の総統選では、与党の支持率が1位もリードが小さく、2位・3位が野党で2位が票を集めて逆転勝ちしたことが。国内では政権交代を望む声が有る他、同日の議会選挙なども総統選に影響する可能性が。

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(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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