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ラーメンに衝撃を受け世界に注目される前から研究し続ける、ケンブリッジ大学教授・バラク・クシュナー。「なぜ国民食から世界食になったか、改ためて研究しないといけない」と話す。
オープニング映像。
バラクはサバティカル休暇で2年間日本に滞在。この機会にラーメンの研究を進めたい考え。ラーメンスクールを訪問したバラク。南イタリアでラーメン店を開業予定のカップルも学びに訪れていた。スクールの受講生の約9割が外国人だという。受講料は8日間コースで50万円。外国人受講生のニーズに合わせ肉ではなくキノコや焼き海苔でダシを取る“ビーガンラーメン”も教えている。
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- 新宿(東京)
バラクが5年ぶりに訪れたのはラーメン激戦区として知られる東京・高田馬場。バラクから見ると同じラーメンを出す店が接するように立地するのは極めて日本的だという。バラクが初めてラーメンと出会ったのは初来日した1992年。今では食べられるようになった刺し身だが、当時は日本食に馴染めなかったという。歴史学者として新たな視点を求めていた時に出会ったのがラーメン。古代東アジアの食生活から今に至るまでの歴史を8年かけて、289ページの本にまとめた。特別講義「ジャパニーズ・ラーメンの歴史」を1.5倍速で紹介。2015年の日本でもっとも満足した食事調査ではラーメンは3位だったが、2023年には寿司を抑え2位となった。
90年代に日本全国でご当地ラーメンブームが起き、人々はその土地ならではのラーメンを求めた。ラーメンの年間外食消費が全国トップの山形市を訪れ、日本そばのタレを使用した鳥中華を味わったバラク。さらにラーメンや蕎麦を年間7000万食以上、乾麺を製造・販売する会社を訪問。さらに山形大学・小幡准教授から山形でラーメンが食べられるきっかけの話などを聞いた。日本各地で起きている「食」による地域おこし。欧米ではあまり見ない現象だという。最後にバラクが会いに行ったのは山形のご当地ラーメンブームの仕掛け人たち。今後の研究課題は世界のラーメンブームはいつまで続くのか。
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