2026年9月22日放送 13:05 - 13:51 NHK総合

未解決事件
File.18「上智大生殺害放火事件」

出演者
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(オープニング)
謎に包まれたまま 発生から30年

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。女性は東京・葛飾区柴又の自宅で殺害され、現場はその後放火された。女性は粘着テープで口をふさがれ手足を縛られた状態で見つかった。首にはナイフで5カ所刺された痕跡。犯人の痕跡は放火で残らず、当時周辺には防犯カメラがなく捜査は困難を極めた。番組では当時の捜査関係者50人以上を取材。捜査資料180ページを独自に入手。現場跡地には現在、女性の名前がつけられた地蔵が立っている。

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上智大学八王子市(東京)小林順子成城(東京)柴又(東京)警視庁
オープニング

オープニング映像。

上智大生殺害放火事件
発生から30年 あの日 いったい何が

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。両親は現在80歳。あの日から毎日欠かさず、娘の仏前に手料理を供えている。事件が起きたのは葛飾区柴又の住宅街。その日は雨。警察が現場についた頃にはすでに火災が発生。女性の遺体は布団に覆われていた。手足は縛られ、口にはガムテープが貼られていた。

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亀有警察署小林順子柴又(東京)
独自入手 捜査資料180ページ 浮かび上がる事件像

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。番組では捜査資料180ページ分を独自入手。現場は2階建て一軒家。2階に上ってすぐの部屋が女性の部屋。その奥は両親の部屋。女性はこの部屋で殺害された状態で見つかった。事件が起きたのは母親が外出した午後3時50分から火災の通報があった4時39分までの間。犯人は軍手を着用。持ち込んできた粘着テープで両手両足を縛り、長さ8.2cm以上・幅3cm程度のナイフで首を5カ所刺し失血死させた。女性の遺体に布団をかけ、仏壇にあったマッチを手に取り家の各所に火をつけた。マッチ箱は玄関に残していた。性的暴行を受けた形跡なし。女性の叫び声などの情報もなかった。動機不明。

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小林順子警視庁
疑われた“怨恨” 事件は留学の2日前

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。動機不明。当初有力視されたのは怨恨。事件があった日は女性が10か月の米国留学に出発する2日前。女性は上智大学の英語学科に通い、将来の夢は国際ジャーナリスト。中学生に英語を教えるボランティアにたびたび参加。

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アメリカ上智大学亀有警察署小林順子
“解決に協力したい” 姉が初めて語る事件

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。姉は事件解決を願い、初めて取材に応じた。妹とは友達のような関係だった。当時の思いを「無念」と振り返る。事件翌日の現場検証から捜査に協力してきた。

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四ツ谷(東京)小林順子
疑われた“怨恨” 手がかりは3つの物証

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。現場が放火され犯人の痕跡はほとんど焼失。残っていた物証は3つ。玄関に置かれていたマッチ箱、女性を縛るのに使った粘着テープ、殺害現場すぐ近くに置かれていたスリッパ(もともと1階にあったもの)。マッチ箱に付着していた血液は家族ではないA型の男性のもの。殺害現場の近くにあった現金15万円は手つかず。警察は動機を怨恨と推測し、関係者360名以上を捜査。家族の趣味や習い事の交友関係まで調べ上げたが手がかりなし。事件から2年、捜査体制は大幅に縮小された。

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小林順子警視庁 ホームページ
父の切実な訴え 再び動き出した捜査

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。事件発生から13年の09年、未解決事件を専門に捜査する「特命捜査対策室」が発足。この事件の捜査も再び動き出した。きっかけは殺人罪の時効が撤廃されたこと。その機運を作るのに尽力したのが女性の父・賢二さん。遺族会を立ち上げ4.5万の署名を国に提出。2010年に改正法が成立し、犯人が逮捕されるまで捜査が続くことになった。ここからの捜査を主導したのは高梨剛。手がかりを改めて捜査し、犯人の動機などを別の角度から検証。浮上したのは突発的な殺害であった可能性。

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宙の会小林賢二小林順子日本放送協会西澤康雄警視庁警視庁 ホームページ
“物取り”の可能性も 見えてきた別の事件像

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。女性の手首に巻かれていた粘着テープは全くよれておらず、女性が一切抵抗しなかったことがうかがえる。浮上したのは複数犯であった可能性。幅広い可能性を視野に捜査を続けてきたが、現在までに捜査の方向性は定まっていない。

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小林順子警視庁
絞り込めない犯人像 翻弄された遺族

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。犯人像は一向に絞れず、姉は捜査員から「もしかしたら間違えて妹が狙われたのかも」と告げられ苦悩した。

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小林順子
30年間でつかんだ決定的な証拠 DNA

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。これまでの捜査で見つかった決定的証拠はDNA。DNAは24カ所全てを調べることで個人を識別できるもので、マッチ箱に付着していた血液から6カ所、焼け残った布団から16カ所が明らかになった。警察は関係者3000人以上に協力を求めDNAを採取。女性の父・小林賢二さんは殺人事件被害者遺族会の会長としてDNAのさらなる活用について訴え続けている。

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アメリカ宙の会小林賢二小林順子
上智大生殺害放火事件

当時21歳の女子大生が殺害された事件から30年。事件を解決できないまま退職した元警視庁の高梨は「犯人と接する部分を得られなかった」「理由を聞かれても答えようがない」「『力不足でした』と言うしかないが、それでは被害者や遺族にとって済まない」「必ず何とかなると思っている」と語る。これまでに延べ12万人以上の捜査員を投入してきた警視庁。捜査は今も続いている。去年、発生から26年が経った殺人事件の容疑者が逮捕された。決め手は現場に残っていた血痕のDNA。女性の両親は解決を願い、今も墓参りを続けている。

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小林順子西区(愛知)警視庁警視庁広報課ツイッター(@MAD_koho)
(エンディング)
次回予告

次回の「未解決事件 事件はまだ、終わっていないー」の番組宣伝。

(番組宣伝)
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