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オープニング映像。今年の天皇賞・ジャパンカップを制した武豊騎手。その武豊騎手が競馬を語り尽くす。
中京競馬場前駅で武豊騎手と待ち合わせ。普段は駅を利用することはない武騎手と今回は歩いて見て回る。道路には蹄鉄や馬の歩幅を示すものもあり、競馬にまつわるものを見ながら中京競馬場へ。馬券の販売機、観客席に足を踏み入れるが、武騎手には新鮮だという。中京競馬場は高松宮記念などのレースが行われる。JRAのレース場の中では数少ない左回りのコースで、風が強いのが特徴だという。また中京競馬場には「かちうまビュー」というレース直後の様子を生で見ることができる。一行はチャンピオンズカップのスタート地点へ。チャンピオンズカップは馬にとって力が試されるレースだと武騎手は解説した。
続いてスタンド脇の広場を訪れた2人。こちらにはサイレンススズカのレリーフが置かれている。サイレンススズカもまた、中京競馬場で記憶に残るレースを走っている。武豊騎手は1998年の金鯱賞の映像を見ながら当時を振り返った武豊騎手はサイレンススズカに関して「嬉しそうに走る馬でムチを入れたことがない」と振り返った。続いて2人は関係者以外立ち入り禁止となるかちうまビューの内側へ。こちらでは勝利した騎手へのインタビューなどが行われる。また通常ジョッキー以外は入れないジョッキールームに案内してくれるという。
中京競馬場、騎手以外は入れないというジョッキールームへ。中には食堂やサウナなどがあり、体重調整などが行える。ここで武騎手が迫田邦裕さんを紹介してくれる。迫田さんが運営するエムエス製作所は鐙という、騎乗する際に足をかける部分の制作をお願いしているのだという。今まで使っていた鐙は足に当たる部分があり、この負担を軽減できないかと相談したのだとか。もともとエムエス製作所は自動車部品の金型などを製造する企業。金属加工を行う様子を見た武騎手が依頼したのだという。試行錯誤を繰り返した鐙プロジェクト。荷重や足に痛みの出ない形状や軽量化のための材質選びなどがあり1年、ついに究極の鐙が完成。2020年の函館スプリントステークスで使用する。祈るような気持ちで見ていた迫田さんだったが、そのレースで武騎手は見事に優勝。現在では海外のジョッキーも使用したいという依頼が来ているという。
続いて向かった先で目にしたのは、街の至る所にある「武豊」の文字。こちらは武豊(たけとよ)町という町で、こちらは武騎手が1日町パレードを見ていたという岡田さん親子とお話することに。お2人は当時のことをよく覚えているという
35年前の武豊町の1日町長を武豊騎手が務めて以来の大ファンだという女性の自宅へ。女性は既に亡くなってしまったが息子さんは自宅を案内してくれる。息子さん御夫婦によれば、お母さんはパレード以来大ファンになり、単勝で馬券を購入し、換金せずにとっていたという。また新聞記事などもスクラップし、実際に栗東トレーニング・センターで対面したという。武騎手は応援してくださったことに対して嬉しいと振り返った。続いて武豊町役場を訪れた武騎手。パレードの時に花束を渡してくれた佐伯千恵子さんと再会した。また町長の籾山さんも武さんのパレードの際には町役場に勤めていたという。
最後は「名古屋コーチン・旬菜 一鳳」へ。名古屋コーチンの八丁味噌鍋に舌鼓を打つ。唐橋ユミさんが鍋に合うお酒をと「愛知クラフトウイスキー 清洲」を準備した。今シーズン横山典弘騎手に最年長G1優勝記録を更新されたが、この記録をさらに更新したいと語ってくれた。