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戦後80年 沖縄全戦没者追悼式
沖縄全戦没者追悼式 中継 糸満
沖縄全戦没者追悼式が行われる糸満市の平和祈念公園から中継。80年前、アメリカとの戦争で最後の激戦区となった糸満市。きょう6月23日は「慰霊の日」。旧日本軍による組織的な戦争が終わったとされる。80年前の沖縄戦では住民たちが悲惨な戦争に巻き込まれ犠牲になった他、いわゆる「集団自決」で命を落とした人もいた。沖縄戦で20万人以上の住人が死亡。平和祈念公園内にある平和の礎には沖縄戦で亡くなった国内外の人の名前が刻まれている。今年は新たに342人の名前が追加。ことしの沖縄全戦没者追悼式には国連の軍事部門のトップや石破総理などが参列している。
沖縄戦から80年 「慰霊の日」/沖縄戦体験者が抱く危機感
きょうは沖縄戦から80年の慰霊の日。各地では追悼行事が開催されている。石川アナウンサーは「きょうは早朝から取材をしていますが、公園内にある戦没者の名前が記載されている平和の礎には朝早くから多くの方が祈りに訪れています。ただ、その姿は戦後生の世代の方が多く沖縄戦の記憶を語ることができる人が少なくなってきていることを改めて実感します」と話した。戦後世代でも戦争を身近に感じる出来事が沖縄では日常的に発生。住宅地などで不発弾が発見されるとその除去作業のため住人は避難を余儀なくされるという。石川アナウンサーは戦争を実際に体験した人からは危機感を募らせる声が上がっているとし、家族にすら話せないような辛いトラウマの記憶を後世のために打ち明けても一部団体から「ウソの証言だ」などと一方的に否定されることが増えていると語った。
沖縄全戦没者追悼式 中継 糸満
会場では参列者による献花が続いている。献花に合わせての合唱はつしま丸児童合唱団、那覇少年少女合唱団、南風原町少年少女合唱団の皆さん。