- 出演者
- 斎藤佑樹 古田敦也 ヒロド歩美
昨年の夏の甲子園、5点ビハインドでマウンドに上がった鳥取城北の鈴木欧音。流れを止めることはできなかった。再び挑む甲子園を前に家族全員から贈られた手紙。父からもらった言葉は「リベンジ」だった。
1回戦 第一試合 鳥取城北―仙台育英。鳥取城北の先発・田中勇飛は4点をリードされた5回に仙台育英・原亜佑久に今大会第1号を浴び5点差に。なおもピンチの場面で鈴木欧音に交代。鈴木は4回無失点だったが、鳥取城北に今大会初完封を許し勝利はならなかった。仙台育英 5-0 鳥取城北。
試合後、鈴木欧音は家族に「行きのバスで手紙を見て元気をもらった。甲子園でいい姿を見せられたのはみんなのお陰」と話し、家族は欧音をねぎらった。
宮崎商の先発・永友琉生とリリーフの日高有希也は小学1年からの幼なじみ。宮崎大会では2人でマウンドを守った。
1回戦 第二試合 開星―宮崎商。宮崎商はピンチの6回、永友琉生から日高有希也がマウンドを引き継ぎ、1アウト満塁を無失点でしのいだ。その後、再び開星に勝ち越されるが9回に同点に。しかし、延長10回タイブレークで敗れた。開星 6x-5 宮崎商。
宮崎商の幼なじみコンビ。永友琉生は「有希也には一番感謝しています」、日高有希也は「小中高みてきて、人生で一番いいピッチングだった」と語った。
7年前、金足農が見せた快進撃“金農旋風”。決勝戦のスタンドで悔しさをこらえきれず涙していた選手の弟たちが同じユニフォームで甲子園に帰ってくる。吉田輝星の弟・大輝は「2018年は輝星たちが漫画の主人公みたいな感じだった。今年は自分たちが主人公になって“金農旋風”を起こしたい」と語った。
1回戦 第三試合 金足農×沖縄尚学。金足農のエース・吉田大輝はケガでベンチスタート。先発は2年生の斎藤遼夢に託した。金農打線に立ちはだかるのは最速150kmサウスポーの2年生・末吉良丞。5回、金足農はピンチの場面で吉田大輝がマウンドに。この場面はしのいだが、7回につかまり失点。1点が届かず敗退となった。沖縄尚学 1-0 金足農。
金足農の大友陽夕は「大輝と一緒の代で野球できたのが一番うれしいし、ありがとうの言葉しかない。笑顔になってがんばれ」と吉田大輝に呼びかけた。
沖縄尚学の末吉良丞は14奪三振。斎藤佑樹は「プレートの一塁側いっぱいに立って投げるので、左打者はアウトコースに決まっているのに腰が引ける。右打者には外のフォークボールなど、両サイドのコントロールがしっかり投げ分けられていた。ピンチの場面でも集中力があった」と話した。古田敦也は阿波根裕について「際どい球はカット、相手の決め球のフォークボールはこらえて甘い変化球を痛打。すばらしい集中力だった」と話した。
鳴門のキーマン・橋本朋來は167cmと小柄。しかし、カレーライスが大好きで食事制限があったのに食べてしまい85kgくらいまでいってしまったという。徳島大会では打率.500、準決勝・決勝の2試合連続で完投。初戦の相手は強打の天理。橋本は「体が小さくても大きい人たちに通用する。小さくても巨人になれる」と話していた。
1回戦 第四試合 鳴門×天理。鳴門の橋本朋來は2点リードされた場面で起死回生の同点2ラン。その後勝ち越し、9回ウラ一打サヨナラの場面を抑え、橋本は157球完投。鳴門 5-4 天理。
天理の赤埴幸輝は甲子園を目指した野球一家。赤埴は「自分たちが成し遂げられなかった1勝を成し遂げてほしい。弟に受け継いで、尊敬してもらえるような兄でありたい」と話した。
センバツ王者の横浜が27年ぶりの春夏連覇へ。
あすの対戦を紹介。注目は第一試合の横浜×敦賀気比。初出場の綾羽、叡明も登場する 。
球場で声援を送った沖縄尚学テニス部顧問の前田優歩さん。体育教師になって母校に帰ってきた母校愛あふれる前田さん。「連れてきてくれてありがとうという感じ。一瞬一瞬楽しみながらやってほしい」と話した。
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- 前田優歩沖縄尚学高等学校・附属中学校
エンディング映像。