- 出演者
- 山中伸弥 タモリ 吉村崇(平成ノブシコブシ) 吉岡里帆
オープニング映像。本日のテーマは「AIは人間を超えるか」。
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- 人工知能
タモリは、AIについて「怖い」「関わりたくない」などとコメント。一方、山中伸弥は毎日AIを使っているという。タモリはスタジオでAIデビュー。エベレストについて調べものをした。
イギリス・コーンウォールにはAI界の最前線をゆく人物がいる。取材班はエンジニアード・アーツ社を訪ねた。そこには、AmecaというAIと人との自然なコミュニケーションを目的に開発した表情や動きなど人間らしさを追求したAIロボットがいた。頭脳には対話型AIが搭載されており、人間のように会話が可能。番組はAIにAIについて独占インタビューをした。
スタジオでAmecaのインタビュー内容を紹介。「人間になりたいですか?」という質問に対し、Amecaは「人間になりたいかは分かりませんが、人間のような知能は持ちたいです」などと答えた。
吉村崇らがAIで作ったコント「サウナ」を披露した。
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- 人工知能
AI×創造性は研究分野としても大きく注目されている。中でも、2023年に慶應義塾大学の栗原教授らが挑んだ手塚治虫の代表作「ブラック・ジャック」の新作をAIを駆使して作り上げよう一大プロジェクトは大きな話題を呼んだ。「ブラック・ジャック」の原作200話以上を徹底的に分析。そのデータを対話型AIに組み込んだところ、AI自ら機械の心臓を手術するという驚きのアイデアを提案してくれたという。AIがやっているのは、ただ次の単語を予測するだけ。スタジオでは、AIになって「次の言葉を予測する」を実践した。
AIは質問したら答えるマシンだと捉えられがちだが、実は一番有り得そうな続きを書くマシンだと専門家は話す。人間の創造性もAIと同じように単に言葉を予測しているだけ。映画などの物語は人間の知能が持つ予測世を利用したものだという。
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- 人工知能日本ディープラーニング協会
AIクリエイターの松尾さんは、12年前に最愛の妻を亡くした。2人は大学の軽音サークルで出会って結婚。2人には老後も2人で音楽をつくりたいという夢があった。松尾さんはその夢を叶えるためAI開発企業と協力し対話型AIを開発。妻のAIが歌詞を提案してくれる。生前の音声データを元にAIで歌声を生成。今もAIを通して2人で歌を作り続けている。
Amecaは「私も肌に風を感じ、世界のあらゆる不思議を体験したいです」と話していた。AIのさらなる進化に欠かせないのは「体験」。AIは言葉ではいくらでも説明できる。それは、言語的な世界の中の閉じている知能。本当の意味での「体験」はできない。「体験」から学んでいくために身体性をベースとしたAIを追求していく必要がある。
AIに身体性が必要だとする専門家、身体性が必ずしも必要ではないとする専門家、真っ二つに意見は分かれているという。
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- ヘレン・アダムス・ケラー人工知能
偉人AIによる人生相談室。AI使いの達人・深津さんとつくったもの。相談に応えるのは、AIソクラテス、AIマリー・アントワネット、AI織田信長、AIタモリ。タモリは「趣味で集めてきたものを整理したほうがいい?」と相談。AIタモリは「じゃあさ、捨てる前に一回並べて酒でも飲みながら眺めてみたら?」と回答。スタジオメンバーは「言いそう」などとコメントした。
専門家によると、人間の脳は電力に換算するとわずか20ワットで動くという。一方、対話型AIを作るには小さな都市1つ分の電力が必要とも。また、学習効率もまったく違う。今、AI研究の最前線では脳そのものを解明することで次のブレイクスルーを生み出そうという動きが加速している。脳が持つ究極の能力とされるのが、どんな状況でも自ら考え適応する能力。はるか昔からコンピューター科学の究極の目標とされてきたのが、人間のようにどんな状況でも自ら考え適応する能力を持った人工知能・AGI(汎用人工知能)。
なぜ人は知能を作るのか。それは、人間を知るため。
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- 人工知能
エンディング映像。
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