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オープニング映像。
西海岸のトラーパニから反時計回りに島を一周する。ゴールは山の頂上。
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- シチリア島トラーパニ(イタリア)
マルサーラは塩田が広がっている。風車は灌漑に使われていた。塩作りは2500年以上前に始まった。雨水をよけるための瓦を並べている。
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- マルサーラ(イタリア)
フェニキア人が拠点を置いた島・モツィアには島中に遺跡がある。ここには神殿があり曲線の壁が聖域を囲っていた。
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- モツィア
セリヌンテには紀元前7世紀にギリシャ人が植民し、都市国家を築いた。同地にはアクロポリスの跡やC神殿、E神殿が残っている。神殿は祭神が不明であるため、アルファベットで呼ばれている。
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- セリヌンテ(イタリア)
シャッカにそびえるモンテ・サン・カロジェロの展望台からは、眼下の景色を眺めることができる。この豊かな地を巡り、多くの民族が覇権を争った。
「トルコ人の階段」は石灰質の断崖が続く場所で、これは風雨と波が作りあげた白い階段。
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- トルコ人の階段
アグリジェントには世界遺産・神殿の谷が残っている。これは稜線に添って神殿が並んでいるもので、紀元前580年頃にギリシャ人により築かれた。東側の端にはゼウスの妻・ヘラを祀るヘラ神殿がそびえている。かつてこの地には20近くの神殿があり、それぞれの神を祀っていた。中でもコンコルディア神殿は後にキリスト教の神殿として活用されたために保存状態がよく、ギリシャ神殿の最高傑作とも呼ばれている。
古代シチリアで最も輝いた街・シラクーサは紀元前8世紀にギリシャ人の植民都市として建設された。その栄華の象徴たるオルティージャ島には数々の神殿が設けられ、当時の人口は100万にも達したという。街に残る大聖堂は紀元前5世紀のアテナ神殿が7世紀に教会となったもの。街には劇場も設けられ、1万5000人を収容できたという。シラクーサは紀元前3世紀にローマ人によって滅ぼされ、3世紀から4世紀ごろにはローマ人により街に円形闘技場も築かれた。
アーチ・カステッロに残る中世の要塞は現在博物館として使われている。同地ではホメロスのオデュッセイアで主人公に騙された巨人が投げたとされている巨石、アーチ・トレッツァやヨーロッパ最大の活火山・エトナ山を眺めることも出来る。
ジャルディーニ・ナクソスからはイタリア本土を望むことが出来る。
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- ジャルディーニ・ナクソス(イタリア)
シチリア北東部メッシーナのペローロ岬にそびえる鉄塔は、1960年代までイタリア本土と高圧線を繋げていた。この鉄塔はシチリアのエッフェル塔と呼ばれている。イタリア本土までは3kmの距離があり、エオリエ諸島を望むことも可能。
カーボ・ティンヌリの映像。
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- カーボ・ティンヌリ(イタリア)
チェファルーは夏になるとバカンスの人があふれる観光地。この地は紀元前にはフェニキア人との交易で栄え、街には12世紀にノルマン王が建てた聖堂が残る。
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- チェファルー(イタリア)大聖堂
山肌に果樹園の広がるパレルモは「黄金の窪地」と呼ばれ、レモンとマンダリンオレンジの収穫が行われている。シチリアがアラブ人に支配された9世紀、アラブ人は灌漑農業をもたらして多くの果物を栽培した。パレルモの人口は68万を数え、シチリアでも最大の都市。街には世界遺産の大聖堂もそびえる。アラブ人の支配は12世紀に終わりを告げ、シチリアはノルマンの時代に直面する。ノルマン人はイスラムやビザンティンの文化を取り入れ、アラブ・ノルマン様式という独特の文化を生み出した。街に残る世界遺産・ノルマン王宮はアラブ・ノルマン様式の最たるもので、現在はシチリア州議会堂として使われている。
エリチェに残るノルマン城は先住民の神殿跡にノルマン人が建造したもの。標高751mから眼下を見下ろすエリチェは、3000年以上も前から様々な民族の聖地となってきた。
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- エリチェ(イタリア)ノルマン城