2024年11月26日放送 2:37 - 3:07 NHK総合

空からクルージング
特別編「アンダルシア・イスラム王国の残照」

出演者
 - 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(空からクルージング)
ジブラルタル海峡

スペインのアンダルシア地方のタリファではジブラルタル海峡がある。8世紀にこの海峡を渡ってアフリカからイスラム教徒がやってきた。彼らはムーア人と呼ばれ、アンダルシアでは700年以上イスラムの国が栄えた。

キーワード
ジブラルタル海峡タリファ(スペイン)ミナレットメスキータ(スペイン)
グアダルキビル川

イベリア半島の大部分を支配したイスラム勢力の王朝の都は当時世界でも屈指の学問の水準を誇っていた。ヨーロッパ各地から留学生が集まった。

キーワード
グアダルキビル川コルドバ(スペイン)
メスキータ

メスキータはスペイン語でモスクのことで785年に建設が始まった。そこにはミナレットと呼ばれる塔がそびえたつ。「すべての人は上の前では平等である」というイスラムの教義に基づき広く均質な空間を作った。天井の高さは10mで柱の上部には煮淳のアーチにして高さを稼いでいる。ここには2万5000人を収容できたという。10世紀に拡張された部分は大理石であたら足入柱を作った。;アーチにも細かな装飾が施されている。

ミフラブ

金とガラスを作ったモザイク作品には聖地メッカの方向を指している。イスラムの王朝は異教徒に寛大でキリスト教徒やユダヤ教徒も共に暮らした。パティオと呼ばれる中庭には植物で飾れる習慣をムーア人がもたらした。山肌に浮かぶ白い村はムーア人が築いた。強い日差しを跳ね返し家の中を涼しく保つために壁を白く塗った。高さ約100mの崖の上に作られた街で紀元前から様々な民族がこの地を支配した。城壁を築いたのはムーア人で礼拝の前に身体を清め理ための沐浴場も残っている。天井の穴は蒸気を外に逃がすためのものでサウナのようなものだった。

アルハンブラ宮殿

グラナダはイスラム最後の王朝グラナダ王国の首都。アルハンブラ宮殿は丘に築かれ城壁は約2km。最盛期には2000人以上が王宮に暮らしていた。

キーワード
アルハンブラ宮殿グラナダ(スペイン)
アルカサバ

アルカサバはアルハンブラで最も古い砦。

コマレスの塔

コマレスの塔は外交と政治の場だった。

ライオンの中庭

ライオンの中庭は王に仕える女性たちの場で、柱や壁には細かな装飾が施されている。天井の装飾は鍾乳石飾りと呼ばれ、ムハンマドが洞窟で啓示を受けた象徴。

キーワード
ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ
二姉妹の間

二姉妹の間の壁にはクルアーンが刻まれている。グラナダ王国は1492年にキリスト教徒によって陥落したが、宮殿は破壊を免れた。城の麓の街並みは11世紀にムーア人が築いたもので、敵の侵入を防ぐため迷路のように入り組んでいる。

フルヒリアナ

フルヒリアナは9世紀にムーア人が築いた村で、スペインで最も美しい村の1つ。グラナダを追われたムーア人は厳しい弾圧に反乱を起こし、村はその拠点の1つだった。反乱は鎮圧され、ムーア人はグラナダから姿を消している。

キーワード
フルヒリアナ(スペイン)

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.