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- 粗品(霜降り明星)
オープニング映像。
今回も東京オペラシティコンサートホールで公開収録。今回は大きな盛り上がりを見せたパリ五輪にちなみ、フランス生まれの名曲を特集。運動会の定番・オッフェンバック作曲「喜歌劇<天国と地獄>序曲」、ベルリオーズ作曲「序曲<ローマの謝肉祭>」、マスネ作曲「タイスの瞑想曲」、ラヴェル作曲「ボレロ」など。指揮を務める熊倉優さんが聴きどころを解説。「<天国と地獄>序曲」はオペラで最初に演奏される曲で、オペラのいいとこ取り。「序曲<ローマの謝肉祭>」は色々なお祭りの情景が楽しめる。
2024年7月3日、読売日本交響楽団(指揮:熊倉優)がオッフェンバック作曲「喜歌劇<天国と地獄>序曲」を東京オペラシティコンサートホールで演奏した。オッフェンバックはドイツに生まれたが、パリを拠点に活躍し、のちにフランスに帰化した。
読売日本交響楽団(指揮:熊倉優)がベルリオーズ作曲「序曲<ローマの謝肉祭>作品9」を演奏した。「幻想交響曲」が有名な作曲家ベルリオーズの作品。ベルリオーズが自身の歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」のモチーフをもとに独立した演奏曲として発表した。
続いては…マスネ作曲「タイスの瞑想曲」。歌劇「タイス」の間奏曲として作曲され、タイスが娼婦から神へ使える修道の道へ進むことを決心する葛藤が描かれている。譜面には「religioso」(敬虔に、厳粛に)と指示が記載されている。熊倉さんはタイスが瞑想している時の曲でコンサートマスターが1人でヴァイオリンソロを弾いて、情景としては1人の人がいて他には誰もいない。指揮者は第三者として寄り添う感じでやっていると語った。
読売日本交響楽団(指揮:熊倉優)がマスネ作曲「タイスの瞑想曲」を演奏した。歌劇「タイス」の間奏曲として作曲されたが、独立して演奏されることも多い人気曲。
最後はラヴェル作曲「ボレロ」。2種類のメロディーを一定のテンポで様々な楽器を使いながら15分間繰り返す。ppで始まりffで終わることから世界一長いクレッシェンドとも呼ばれる。中でも一番大変な楽器が「スネアドラム」。最後の2小節を除き、同じリズムを刻み続けなければならない。担当する野本洋介さんは「緊張します。自分が最初に出したリズムが曲の形を決める。自然に聴こえてくれるのが一番いいので、注目してほしいけど、注目されすぎないのがいい。ご注目ください」と語った。
読売日本交響楽団(指揮:熊倉優)がラヴェル作曲「ボレロ」を演奏した。1928年ラヴェルがバレエダンサーに依頼され、バレエ音楽として作曲。2種類の旋律がさまざまな楽器のソロで演奏され、フィナーレへ向けてだんだんと音楽が高まっていく。
「粗品と絶品クラシック♪読響」の次回予告。
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