再現VTR。桜井剛さん（50歳）は週明けに台風が来るかもしれないということで家族や近所の農家に手伝ってもらいながら農作業に励んでいた。農作業を終えたところで、近所の人から裏山で採れたというキノコをもらった。桜井さんは夕食を食べた後、いびきをかきながら寝てしまった。翌日、農作物の洗浄を行い、朝食を食べて昼寝をしたところで体に異変が。桜井さんは腰の痛みを訴え、119番通報された。

オープニング映像。

この番組は現役医師が実際に体験した症例をベースに再現ドラマを作っている。それをもとにみんなでカンファレンスをして病名を突き止めていく。今回の症例を提示してくれたのは鹿児島大学非常勤講師の望月礼子先生。

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ヘルニア南奈良総合医療センター屋久島帯広厚生病院石巻赤十字病院青山学院大学鹿児島大学鹿児島県

望月礼子先生について紹介。望月先生が働くのは屋久島にある地域の中核病院。担当するのは救急科。病院に通うことのできない患者の訪問診療も行っている。

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名護市消防本部屋久島屋久島町（鹿児島）沖縄県

レッドフラッグとは命の危険信号（見逃してはいけない症状）のこと。キーワードは「突然発症」「安静時も持続」「悪化する」「冷や汗」など。それに気付けるかどうかが、生死を分け、病名を突き止めるヒントになる。

再現VTR。腰の痛みを訴えた桜井さんは病院に運ばれた。突然、おへその後ろ辺りに痛みを感じたという。腰の他に痛い箇所はない。足にしびれや動かしづらさはない。桜井さんはこれまで大きな病気に罹患したことはない。ただ、時々腰が痛くなることはあり、近所の病院では脊柱菅狭窄症だと言われたそう。その時、桜井さんは布団や枕などを自分に合うものに見直したというが、ここ2～3日は枕が合わない感覚を持ったという。

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カブニンジン急性腰痛症脊柱菅狭窄症

藤井隆やゲスト、研修医らは再現VTRを見て気になった点を話し合った。藤井はVTR内で近所の人が畑に行って体を掻いていたのが気になったと話した。研修医らの意見は「腸腰筋血腫」「大動脈解離」「脊髄硬膜下血腫」に分かれた。望月礼子先生は痛みの変化をグラフにするよう指示。すると、ここで挙がった病名は全て当てはまらないという結果になった。

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ぎっくり腰坐骨神経痛大動脈解離脊柱菅狭窄症脊髄硬膜下血腫腸腰筋血腫

再現VTR。腰の痛みを訴え病院に運ばれた桜井さん。座薬挿入後、再び腰の痛みを訴えた。背中を叩いていくと、背中の中心部がピンポイントで痛んでいることが分かった。他に通っている医者はないかと尋ねると、桜井さんは、最近、痛みが引かない親知らずを抜歯したことを明かした。脊柱菅狭窄症と診断された時の薬を昼食後に服用している。

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脊柱菅狭窄症

藤井隆やゲスト、研修医らは再現VTRを見て気になった点を話し合った。桜井さんの血液検査の結果は、白血球数・血小板数・好中球・CRPが高く、リンパ球・総蛋白・アルブミンが低いという結果だった。研修医らは全員「化膿性脊椎炎」という答えにたどり着いた。化膿性脊椎炎は細菌が血流にのって脊椎に感染し炎症を起こす病気。感染した脊椎がピンポイントで強く痛み、発熱を伴うことがある。桜井さんは発熱症状を訴えていなかったが、研修医は脊柱菅狭窄症と診断された時の薬を昼食後に服用しており、それが解熱鎮痛作用のあるものだった場合、熱がカバーされていた可能性があると指摘した。

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エンディング映像。

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