- 出演者
- -
オープニング映像。
2023年1月に夢の対決が実現した。将棋界のレジェンドの羽生善治とのタイトル戦が行われた。1996年に25歳で史上初の七冠を制覇した羽生善治は積み上げたタイトルは99期。藤井聡太がまだプロになる前に羽生は雲の上の存在だった。王将戦は七番勝負で先に4勝すればタイトルを獲得できるという。羽生52歳、藤井は20歳で、下馬評では藤井が有利だったという。そして試合の結果藤井が王将初防衛に成功した。
2020年7月16日に初めてタイトルをとった藤井はその一ヶ月後に二冠を達成。21年には叡王戦を奪取し三冠に。21年11月には四冠に。22年2月には五冠に。五冠になった藤井は年内で八冠になる可能性が出てきたが、2023年の3月には史上最年少で6冠を達成した。
愛知県瀬古市のふみもと子供将棋教室が藤井聡太が通っていた将棋教室。文本力雄さんがその恩師だという。5歳で将棋を始めた藤井は将棋の名人になりたいと答えていたが、負ける度に泣いていたという。10歳でプロ棋士の養成機関の奨励会へ。14歳で史上最年少でプロ入りした。デビューから6年目で名人に挑戦した。渡辺明名人相手に戦った。江戸時代から昭和初期まで名人は世襲制だったが最初の名人は木村義雄で、その後大山康晴、升田幸三がしのぎを削り大山時代が到来した。それを阻止したのが中原誠。1982年に加藤一二三九段が名人に。
その後加藤名人に彗星のごとく現れたのが谷川浩司。21歳二ヶ月最年少で名人になり、その記録は40年間破られていないという。初戦を制したのは藤井で、二連勝となった。名人戦第三局は20関西将棋会館ができる大阪府の高槻市で行われる。勝利したのは渡辺名人で、藤井は逆転負けとなった。
岩手県で列車の運転を行っていた藤井聡太。その翌日には信州の温泉宿へ。名人戦第5局では名人戦にのぞみ第5局へ。高見は四年前に叡王のタイトル保持者だったが、その対決について藤井の強さが光っていたという。そして藤井が勝利し七冠に。史上最年少でのタイトル七冠となった。
藤井の大師匠の板谷進九段は永久まで上り詰め東海地方の将棋の普及に務めた。藤井の師匠の杉本昌隆はその弟子の一人だったという。板谷さんはタイトルをとることなく47歳で亡くなった。妻の清子さんは藤井の活躍を見守っているという。
- キーワード
- 板谷進羽田空港第1ターミナル藤井聡太
将棋を海外に広めようと棋聖戦第一局はベトナムで行われた。1勝1敗でむかえた第三局では守るべき玉を相手の飛車の正面においた。佐々木は色々悩んだ上で封じ手を決めたという。そして勝負では藤井が勝利。棋聖と王位の防衛に成功し、八冠も目前になった。八冠達成へ、1つも負けられない王座戦の挑戦者決定トーナメントの相手は村田顕弘。
王座戦がスタートし、その対決ではAIの勝利予測では村田が94%だったが、藤井のトリッキーな手がでた。村田自身もかなり自信があったという。勝利したのは藤井。王座の挑戦権を獲得した。
藤井聡太が生まれた瀬古市は瀬戸物の産地として有名。藤井聡太グッズがバカ売れし、2023年にの8月には八冠制覇へ。その相手は永瀬拓矢王座。永瀬王座は10歳年上の藤井の研究パートナーだという。藤井が四段になった頃からの付き合いで今はお互いの手の内を知っている仲。そして王座戦がスタート。王座戦第一局は150手を超える激闘で、永瀬王座が勝利した。藤井は今季負けなしの先手で負けてしまった。第2局では200手を超える激闘で藤井が勝利した。
谷川浩司は27年前に王将のタイトル防衛をかけて羽生善治と対局した。世間は当時六冠だった羽生善治の制覇を期待していたがつらいシリーズで、イライラしていたがそんな状態の自分に自己嫌悪していたという。王座戦の第三局の立会人は谷川さんで、王座戦では二勝一敗となった藤井は八冠に王手をかけた。
2023年の10月11日に王座戦の大一番を迎え藤井聡太が勝てば八冠になる。永瀬王座の周到な作戦に藤井は時間を使ってしまう展開に。絶体絶命の中で、AIは永瀬王座は99%勝利すると予想した。しかし永瀬王座の痛恨の一手を打ってしまい、藤井聡太が勝利し21歳2ヶ月で八冠達成した。会見で藤井は今後地元の方を元気づけられるような活躍や将棋をさせるようにしたいと答えた。