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東京大学の各務茂夫教授は学生起業家の教育、スタートアップ支援などに取り組んできた。23年5月に公表されたデータでは大学発ベンチャー数は3782社にのぼっている。イノベーション創出の担い手として大学が期待され、東京大学では2005年に東京大学アントレプレナー道場というプログラムを開講。コロナ禍ではオンラインで実施され、教室の収容人数という制約が無くなった。プログラムの修了生、卒業生だけでも100人以上の起業家を輩出。大企業に就職できても終身雇用が約束されているわけではなく、優秀な学生は大企業に自らの運命を託す選択はリスキーだと捉えている。社会課題の解決に尽力するスタートアップに身を置き、臨機応変に立ち回ることこそ、リスクが小さいと考える学生もいる。各務教授はZ世代について、「デジタルネイティブで、社会的課題に対する意識が強く、多様性を尊重する。社会的平等、人種にも敏感」などと話す。日本を代表するグローバル企業は戦後の焼け野原から生まれた。これはベンチャー大国だったことを示している。教授は「起業家たちの存在なしに日本の未来はありえないでしょう」などと語った。

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IMD岸田文雄東京大学経済産業省

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