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オープニング映像。
巨大ガンダムの解体の様子を紹介。巨大ガンダムの高さは18m、重さ25t。テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の放送40周年のプロジェクトの一環で2020年12月から公開してきた。アニメの世界観そのままに、格納デッキや巨大なボディを支える台車まで造られ、全身は自由自在に動かせるように設計されている。この度、世界中から175万人を動員した公開イベントが終了。解体されることになった。まず行われたのは巨大ガンダムの外装パーツの取り外し。ビルなどの解体とは異なり、足場も手すりもない現場。すべて手作業での取り外しが行われた。4月に開幕する大阪・関西万博で再利用されるため、一つ一つのパーツを丁寧に取り外さなくてはならない。最も難関とされるのが頭部。作業員が頭部に入り込みボルトを外し、クレーンで吊り下ろす。頭部の重さは220kg。落下するのを防ぐため、あらかじめクレーンで吊っておく必要があった。作業場は港の埠頭。風の影響をもろに受けてしまう場所だった。吊っているパーツが揺れて傷をつけないよう細心の注意が必要。
海中にある根固めブロックの解体の様子を紹介。クレーンのことを日本語では起重機というが、クレーンを装備している船=起重機船で解体を行う。根固めブロックの解体を行う港は大型貨物船が泊まれるように港を改修中。重さ40tの根固めブロックが91個設置されている。
海中にある根固めブロックの解体の様子を紹介。実は今回の解体では酒田港の歴史に由来するある深刻な問題があった。それがアメリカ軍が海に仕掛けた機雷。第二次世界大戦中、酒田港は国内をはじめ中国大陸からの物資を荷揚げするための重要な軍事拠点があった。そのため、アメリカ軍は港を封鎖するために大量の機雷を投下。その数90発。そのうち60発ほどが未だに処理されず、海の底に眠っているとされる。巨大な根固めブロックをクレーンを使って撤去する今回の解体。万が一、作業の途中で落としてしまうような事態になれば大惨事に繋がりかねない。現場は日本海からの強い風が吹き荒れる。解体では潜水士も加わり、クレーンオペレーターなどと連携しながら作業を進めた。2週間後、根固めブロックは無事全て撤去された。改修工事が終わった後、酒田港を守るため、根固めブロックはまた海に戻される。
番組配信の告知。
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