2024年12月7日放送 5:30 - 6:00 フジテレビ

週刊フジテレビ批評

出演者
渡辺和洋 椿原慶子 石井光太 高原史朗 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

今日のテーマについて渡辺和洋は「深刻化する国語力低下 教育現場で何が起きているのか」などと説明した。

テレビウィークリー
ミュージックジェネレーション

11月28日放送の「ミュージックジェネレーション」に寄せられた視聴者からのコメント「今は取り上げられない曲が入っており絶妙に刺激される」などを紹介。

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ミュージックジェネレーション
ミキティダイニング

11月30日放送の「ミキティダイニング」に寄せられた視聴者からのコメント「アレンジ料理の勉強になるし気軽に視聴できる」などを紹介。

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ミキティダイニング
斎藤知事への公職選挙法違反容疑告発を扱った報道情報番組について

斎藤知事への公職選挙法違反容疑告発を扱った報道情報番組に寄せられた視聴者からのコメント「兵庫県民の民意を得て斎藤知事が当選したのだからメディアで引っ掻き回さないで」などを紹介。

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斎藤元彦
アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード2024

今週火曜日にシンガポールにてアジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード2024が開催し、フジテレビがレガシー賞を受賞したなどと伝えた。

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newsランナーアジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード2024レガシー賞入道楓料理の鉄人柾谷美奈逃走中関西テレビ放送
The批評対談
今日の批評対談

9月8日からの自殺予防週間にFNNプライムオンラインは幼少期、学童期、思春期にはリアルな経験が必要だとした作家・石井光太を取材した動画を公開。石井の著書「ルポ 誰が国語力を殺すのか(文藝春秋)」に綴られている日本教育が抱える問題点に迫っていく。

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ルポ 誰が国語力を殺すのか文芸春秋石井光太
“国語力の低下”ルポが反響 教育現場で何が起きているのか

作家の石井光太と高原史朗非常勤講師がゲストに登場。石井は現代の子供は言葉できちんと思考して判断する力が弱く、情緒力・想像力・論理的思考力を上げていく必要があるなどと語った。国語力低下による子どもたちの変化は「道筋を立てて考えられない」「SNS言語の侵略」だとし、「道筋を立てて考えられない」会話の一例を紹介。石井は昔の子供は理解してあえて突っ張った言い回し方をしていたが現代の子どもたちは理解も想像もしていない結果の言い方となっているなどと伝えた。石井は闇バイトに応募する若者の増加の背景にも国語力低下があるとし、少年院の子どもたちを取材すると闇バイトの報酬は怪しまず、世の中にはそうした金額を稼いでいる人がいると考えていて思考が深いところに届いていないで決断してしまっているなどと説明した。

国語力低下による子どもたちの変化「SNS言語の侵略」では公立中学校の実際の生徒たちのチャットグループでの会話を紹介。石井はSNSで飛び交っている言葉は極端であり過激で、そうした言葉を用いて会話してしまい、それが当たり前でなぜいけないのかを理解しておらず、なぜそれが自分自身の生き辛さに繋がっているのかも分からないでいる子どもたちが多くいるなどと伝えた。高原は勉強ができる大学生にも変化があり、多くの勉強ができる子どもは大人たちの問いかけや雰囲気に合わせて相手が求めている答えを発言して、自分の意見を言ったことがなく、そうすることは自分の不利益につながると考えてしまっているなどと述べた。石井は未就学児の段階の中で、家庭内でどれほど会話しているのかなどが重要で、そうしたベースがないまま学校へ入ると非常に脆い状態に陥ってしまうなどと伝えた。

石井は教育現場への影響について、常に新しい教育が降りてくる中で全てが成果主義的なものになってしまうと、それでは培えない能力が疎かになってしまうなどと語った。教育現場の声がルール作りに反映していない問題について高原は、従来は世代を超えて指導法など様々なことと継承しつつ若い世代がだんだんと上達していく世界であったが、あるときに安易な方法ではありつつ、同じ指導方法ですべての教師が授業を行うようルール作りにした学校や市町村にはあり、しかしそこには創意工夫は入らず、教育現場の文化継承としてみると痛かったなどと告げた。高原が普段実践している皆で考える授業をスタジオにて披露した。石井はゼロから未知の部分を自分の中で考え、しかも違う発見をする体験は知的な冒険であり、それこそが国語力なのだなどと告げた。

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