2024年10月26日放送 5:30 - 6:00 フジテレビ

週刊フジテレビ批評

出演者
渡辺和洋 椿原慶子 江川紹子 三木由希子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

今日のテーマについて渡辺和洋は「調査報道大賞 世の中を変えるメディアの力」などと説明した。

テレビウィークリー
この世界は1ダフル

10月17日放送の「この世界は1ダフル」に寄せられた視聴者からのコメント「久しぶりにテレビに全集中した」などを紹介。

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この世界は1ダフル
新しいカギ

10月19日放送の「新しいカギ」に寄せられた視聴者からのコメント「これからもっとコントを増やして欲しい」などを紹介。

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新しいカギ
目の不自由な方に向けた「解説放送」開始

今月11日に放送した大同生命SVリーグ男子開幕戦 サントリーサンバーズ大阪vs大阪ブルテオンでは目が不自由な方も楽しめる解説放送が実施された。解説放送はテレビの副音声の機能を活用し、試合状況や選手の様子などをより丁寧な解説を放送している。解説放送を体験した日本ブラインドラグビー協会の橋本会長は聞くだけでイメージができる解説はありがたく沢山のスポーツでやってほしいなどと語った。

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大同生命SVリーグ 開幕戦日本ブラインドラグビー協会
テレビ美術の祭典 フジテレビジュツ博

先週の金曜・土曜に開催したフジテレビジュツ博が開催した。フジテレビジュツ博ではドラマセットやバラエティ番組で使用した美術が展示され、2日間で約2000人が来場した。

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フジテレビジュツ博
アジア太平洋地域最大級の番組コンクール「ABU賞」受賞

今月22日にトルコ・イスタンブールにて開催したABU(アジア太平洋放送連合)賞にてフジテレビのスポーツドキュメンタリー番組「元日の大震災 日本航空石川野球部 ~つながる絆、恩返しの甲子園~」が審査員特別賞を受賞した。「元日の大震災 日本航空石川野球部 ~つながる絆、恩返しの甲子園~」では被災地の思いを背負った球児たちの3カ月に迫っている。

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ABU賞 審査員特別賞ABU賞授賞式イスタンブール(トルコ)フジテレビジョン元日の大震災 日本航空高校石川野球部〜つながる絆、恩返しの甲子園〜嶋雄士
The批評対談
今日の批評対談

きのう東京・渋谷区で第4回 調査報道大賞 授賞式が行われた。大賞となったのはNHKスペシャル「“冤(えん)罪”の深層~警視庁公安部で何が~」大川原化工機(NHK)で、映像部門 奨励賞には「揺さぶられっ子症候群を検証した一連の報道(関西テレビ)」が選ばれた。今回は調査報道の世の中を変えるメディアの力に迫っていく。

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調査報道大賞 世の中を変えるメディアの力

ジャーナリストの江川紹子と情報公開クリアリングハウスの理事長である三木由希子がゲストに登場。調査報道の意義について江川らは様々な虚偽情報が飛び交っている中で何が正しいのか掘り下げて調査するのが調査報道の役割であり今の時代だからこそ大事などと語った。調査報道大賞で大賞となったNHKスペシャル「“冤(えん)罪”の深層~警視庁公安部で何が~」大川原化工機(NHK)では関係者の独自取材や独自資料をもとに公安部で何が起きていたのかを検証していた。江川らは公安部は閉鎖的で秘密主義な組織であり、そうしたことを映像の力でしっかり示していたなどと伝えた。

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冤罪事件として静岡地裁無罪判決により検察が控訴を断念し袴田巌が無罪確定して県警本部長が謝罪したと紹介。三木らは証拠の信頼性をどう担保しているのか自体が手続き的にも問題があると思われ、当事者にあたって事実を掴むことは報道機関や調査報道でしかできないことであり、冤罪事件に限らずに隠されている事実があることを常に考えて取材すべきなどと伝えた。全国紙・雑誌部門で優秀賞となった読売新聞の記事「海外での移植手術で臓器売買か、都内NPOが仲介… 術後に日本人間者が重篤に(読売新聞東京本社)」では、NPO「難病患者支援の会」が海外コーディネーターに支払った約8万ドルのうち、約1万5000ドルがドナー費用だと報じており、NPOの代表は去年2月に無許可で腎臓移植をベラルーシで受けさせた疑いで逮捕され、去年11月には東京地裁は懲役8カ月の実刑判決を下し、先月に控訴審が結審して判決は12月に言い渡される予定となっている。江川らはこの調査報道により結果が出たため極めて意味のあったことだと評価ができるなどと解説した。

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東京地方裁判所袴田巌読売新聞読売新聞東京本社難病患者支援の会静岡地方裁判所

全国紙・雑誌部門 優秀賞となった「社会福祉法人、結婚希望の知的障害者に不妊処置求める(共同通信)」では、あすなろ福祉会の施設で知的障害があるカップルが結婚を希望する場合に不妊処置を求められていたことを報じ、去年6月に北海道は法人に対し改善するよう指導した。江川らはこの事件を最初に取材したのは若い記者であり、若い世代の人権感覚を皆で支えたチーム取材の良さが際立っていたなどと解説した。地方紙・専門誌部門 優秀賞となった『「河井事件」を巡る安倍政権幹部の裏金提供疑惑スクープ(中国新聞、中国新聞デジタル)』では、河井克行元法相の家宅捜索で政権幹部から現金提供があった疑いを示すメモを検察が押収していたと報道し、河井元法相はメモの存在や資金提供を否定している。江川らは刑事事件になったにも関わらず検察が事実を解明しなかったことも問うているなどと話した。

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映像部門 奨励賞となった「揺さぶられっ子症候群を検証した一連の報道(関西テレビ)」では、揺さぶられっ子症候群=SBSについてや、国が作成した子ども虐待対応の手引きでは揺さぶりによる虐待を疑うべきと記されたが、家庭内事故や病気で出血した可能性が高いことが判明し2018年以降に10人が無罪判決が確定していることに注視して報道してきた。こども家庭庁は子ども虐待対応の手引を改正し、揺さぶられっ子症候群の診断基準などを削除している。江川らは誤認により親子を引き裂いた時にどういうことが起きているのかを自分たちはあまり知らなく、自分事としてこういう問題を考えられるのはテレビの強みなどと伝えた。江川らは調査報道について、多額の資金、多くの人の力、手間暇、時間がかかるものであり、後回しにされがちであるにも関わらずに調査報道に尽力する人々を支えていくべきなどと説いた。

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