- 出演者
- 武内絵美 石丸幹二 葉加瀬太郎
オープニング映像。
葉加瀬太郎が弾く“坂本龍一”1曲目は「energy flow」。1999年に発売されミリオンセラーを記録。坂本のロマンチックな本心が吐露された数少ない作品で琴線に触れるという。ブラームスの弦楽四重奏のように4つの弦楽器が絡み合い、ロマンチックな表現にアレンジした。弦楽四重奏のメンバーは題名プロ塾出身の林周雅&堀内優里、チェリストの西方正輝。
葉加瀬太郎ら弦楽四重奏が坂本龍一作曲「energy flow」を演奏した。
- キーワード
- energy flow坂本龍一
葉加瀬太郎が弾く“坂本龍一”2曲目は「ザ・シェルタリング・スカイ・テーマ」。1990年公開の映画「シェルタリング・スカイ」のテーマ曲。坂本作品の中で最も好きなメロディの一つだという。坂本が生前高く評価した箏奏者・LEO、クラリネット奏者・吉田誠と演奏する。ヴァイオリン・クラリネット・箏で極限までミニマルなハーモニーを作り出す。
葉加瀬太郎らが坂本龍一作曲「ザ・シェルタリング・スカイ・テーマ」を演奏した。
葉加瀬太郎が弾く“坂本龍一”3曲目は「TANGO」。1995年発売のアルバム「SMOOCHY」に収録。坂本がヴォーカルを務める。タンゴの持つ憂鬱さや官能的なことを音楽に託した曲。ささやくような歌声パートはヴァイオリン、チェロ、アルトフルートで紡いでいく。リズム隊は葉加瀬が結成した日本のトップミュージシャンバンド「THE LADS」が担当する。
葉加瀬太郎が弾く“坂本龍一”4曲目は「andata」。2017年発売のアルバム「async」の1曲目に収録。美しいメロディとノイズが一体となった人気作品。「andata」は“片道切符”のような意味。葉加瀬は坂本が挑戦し続けてきた西洋と東洋の音楽を結びつける精神を受け継ぎたいという。東洋音楽のガムランと西洋音楽の弦楽四重奏で、現代と未来・過去をつなぐ一つのドラマチックな音楽にまとめた。ガムランは東京藝術大学の故小泉文夫教授のガムラン講座を母体として1985年に結成されたランバンサリが担当。王宮に女の子が生まれた時などに演奏されていたハレの日の儀式曲「ゴドゴレッ」を演奏する。
「題名のない音楽会」の次回予告。