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イギリス・ロンドンは人口900万でビジネスや観光で世界中の人々が訪れ、街角には音楽が溢れている。中心部にあるセント・パンクラス駅はネオ・ゴシック様式の建物で1868年開業。構内に1台のピアノが置かれている。私達は数台の定点カメラを設置して、ピアノを奏でる人々を見つめた。一人目の男性は「ボヘミアン・ラプソディ」を弾いていた。ロシア出身のシステムエンジニアでピアノは趣味だという。子どものころからクイーンの大ファン。
2人目の男性はイギリス中部在住の高校生で友人宅に遊びに来たという。「ダイイング・イン・LA」を弾いた。ピアノは8歳から音楽好きの父親の影響で始めた。目標はプロのミュージシャンで世界ツアーが夢だという。
3人目の男性は「それは私がロンドンっ子だから」を弾いた。イギリス北部の大学教授で学会出席でロンドンに着いたばかり。ピアノ歴は40年でバプやクラブで時々演奏する。ジャズやブルースが得意。
ロンドンは多くのロックミュージシャンを生み出した。ビートルズが何度も録音に利用したアビー・ロード・スタジオの近くにはアルバム「アビイ・ロード」のジャケットに使われた横断歩道もある。セント・パンクラス駅はイギリス有数の巨大ターミナルで国内線と国際線が発着。毎日15万人が利用する。ピアノは2012年ロンドン五輪を機に設置された。
4人目の女性はパリから到着する親戚を家族と出迎えに来た高校生で「ユーリ・オン・アイス」を弾いた。アニメの音楽が大好きなのは物語をより豊かに感じられるから。ピアノは独学で物心ついた時から鍵盤をたたいていた。
5人目の女性はフランス人ジャズシンガーで7年前からロンドンで暮らしている。「マイ・フェア・レディ」の挿入歌の「君住む街角」を弾いた。隣の男性はここで知り合った友人だという。
6人目は先程の男性。フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」を弾いた。男性の職業は画家でピアノは趣味だという。1ヶ月半前、脳梗塞で倒れ、退院したばかりでピアノは久しぶり。
7人目はロンドン市内在住の8歳でピアノ歴4年。ノリのいいブギウギが大好きで曲は即興だという。通りがかりの男性が加わった。男性はプロのミュージシャン。
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- セント・パンクラス駅ロンドン(イギリス)
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2023年12月16日(16:45)