障がいのある人や障がいのある人と共に歩む人の綴った詩を紹介する「NHKハート展」。今回は入選した「せみ」という詩が生まれた物語を紹介する。入選者の塩濱羽叶さん（7）は下半身に麻痺がある。夢中になっているのは生き物。2023年4月に特別支援学校に入学。当初は新しい環境に慣れず、口数も少なかったという。学校では羽叶さんの好きな生き物でコミュニケーションを取ろうとしてきた。入学から1か月後、羽叶さんは「何か聞こえるよ、セミじゃない？」と先生に初めて話しかけた。羽叶さんが発した言葉がそのまま詩になった。「NHKハート展」はNHKプラスクロスSHIBUYAで7月15日まで開催中。今秋以降、全国巡回予定。

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