1950年、戦後日本の統治を担っていたダグラス・マッカーサーは当時の国民から「平和主義者」として持て囃されていた。しかし、同年に勃発した朝鮮戦争で米軍の司令官を努めていた彼は、平和主義者とは程遠い顔を見せている。中国とソ連を巻き込んで泥沼化した戦局を打開するため、本国に26発の核兵器使用を要求していたのである。朝鮮戦争でアメリカの核の脅威に晒された各国は先を争って核開発を進め、やがて世界が核戦争の恐怖に怯える時代を招くことになった。今回は、核の野望に取り憑かれた権力者たちの物語。
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