岸田総理大臣は日中韓首脳会談に出席するためソウルに向けて出発。今夜には日中首脳会談も行われる。岸田首相にとって李強首相とは初めての会談となる。岸田首相は「戦略的互恵関係、建設的かつ安定的な日中関係、方向性を確認して大局的な視点から会談を行っていきたい」と述べた。首脳会談で岸田首相は中国による日本産水産物の禁輸措置の撤廃を要求する。中国軍による台湾への威圧については「台湾海峡の平和と安定が日本を含む国際社会にとって重要だ」とくぎを刺す見通し。今夏岸田首相が中国を訪問して習近平国家主席と会談することも含めてあらゆる対話の選択肢を模索する方針。

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去年11月の日中韓外相会談以降首脳会談開催に向けた動きが加速。中国が開催に応じた理由の一つは11月の大統領選挙に向け米国の圧力が強まると予想されるため。譲れないのが台湾の問題。台湾を取り囲む形で軍事演習。明確に終了を宣言せず圧力をかけ続けている。中国側はナンバー2の李強首相が出席。初会談となる岸田総理大臣と李首相の会談が処理水の問題など日中の間の懸案を動かすきっかけになるのか、焦点と言える。

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イタリアで開かれていたG7、主要7か国財務相中央銀行総裁会議は中国企業の過剰生産に対する懸念を示す共同声明を採択して閉幕。中国を名指しして「過剰生産能力に繋がる非市場的政策や慣行などに対処するため協力を強化する」と牽制。米国やEUは「中国政府から補助金を受けた企業がEV・電気自動車などを過剰に生産し、安い製品が大量に流入している」として問題視している。為替市場については「過度な変動は経済の安定に悪影響を与える」とした以前の合意を改めて確認。

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岡山県を訪問している天皇皇后両陛下が岡山市で全国植樹祭の式典に出席された。全国植樹祭は天皇陛下が上皇さまから引き継いだ公務の一つで、昭和天皇から3代続けて出席されている。おことばを述べられたあと天皇陛下はアカマツなど、皇后さまはキクザクラなどの苗木を植えられた。両陛下は午後、6年前の西日本豪雨で大きな被害が出た倉敷市真備町を訪れ被災者らと懇談される予定。

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