2026年6月28日放送 8:25 - 8:50 NHK総合

Dearにっぽん
「それでも、この海で 〜熊本・水俣〜」

出演者
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(オープニング)
それでも、この海で 〜熊本・水俣〜

きょうの主人公は集落一の伊達男・鴨川強己さん94歳。現役の漁師。漁をする海はかつて工場が排出した有害なメチル水銀によって汚染された。魚介類を食べた人たちが次々と倒れた水俣病。強己さんは当時を知る水俣で最年長の漁師、固く口を閉ざしてきた。

キーワード
水俣市(熊本)水俣病
オープニング

オープニング映像。

(Dearにっぽん)
それでも、この海で 〜熊本・水俣〜

舞台は熊本県水俣市の水俣湾に面する袋地区。タコ漁の最盛期を控えた4月、強己さんは相棒の千鳥丸を手入れしていた。日の出前、漁に向かう強己さんはえびすさんの像に大漁を願って出発した。94歳になった今でも週に3回ほど海に出ているという。タコ一本で漁を続ける最後の漁師。妻に先立たれ子供のサポートを受けながら一人暮らしをしている。

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タコ水俣市(熊本)水俣湾

5月1日、水俣病が公式に確認されてから70年となった。いまだ多くの人が保障を受けられないなど全面解決に至っていない。魚介類が湧き出るように捕れたことから「魚湧く海」と呼ばれた水俣の海、戦前から高度経済成長期にかけて化学メーカー・チッソが排水したメチル水銀によって魚介類が汚染された。魚を食べた人たちは手足に痺れを感じたり、体がうまく動かせなくなったりするなどの症状に襲われた。強己さん自身も水俣病に認定されている。この日、当時起きていたことを少しずつ話してくれた。2週間後、無くしたと言っていた昔の写真を見せてくれた。漁師として独り立ちするため鹿児島から水俣に来た強己さん、ちょうど水俣病が公式確認された年だった。いつも一緒に漁に出ていた妻のタツエさんは水俣病に認定され49歳で亡くなった。

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チッソ水俣市(熊本)水俣病

漁の自主規制が続いていた水俣湾に安全宣言が出されたのは公式確認から約40年後。その間多くの漁師が海を離れていった。ここ数年は温暖化などの影響か捕れるタコの数も減っているという。強己さんがおしゃれをして向かったのは行きつけのスナック。いつもより遅くまで起きていたこの日、話し始めたのはチッソの本社に抗議するため東京に行った時のこと。国が水俣病の原因は工場の排水と認めたのは公式確認から12年後。

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タコチッソ水俣市(熊本)水俣湾水俣病

6月、船着き場に強己さんの船の姿が見当たらなかった。30年余りの相棒・千鳥丸が廃船となったという。強己さんから連絡をもらい港に向かうと、引退した漁師の船を50万円で譲り受けていた。

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水俣市(熊本)
(エンディング)
次回予告

次回の「Dearにっぽん」の番組宣伝。

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