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オープニング映像。
漫画家でアニメーション監督の今敏。往年の人気俳優が時を超えて初恋の人を追いかける「千年女優」や人の夢に入り込む夢探偵の活躍を描いた「パプリカ」など、現実と幻想の世界が絡み合うストーリーと色彩豊かな映像で国内外で高く評価された。昭和38年、北海道で生まれた今さんは札幌と釧路で少年時代を過ごした。小学校3年生の時、手塚治虫の漫画と出会い夢中になって模写をするようになる。熱血少年漫画の他にも苦手なものがあり「体育とか大嫌いでした」とのこと。今さんは武蔵野美術大学に進学し、グラフィックデザインを学んだ。在学中の昭和59年、漫画雑誌に投稿した作品「虜-とりこ-」が優秀新人賞を受賞し翌年は「カーヴ」で漫画家デビューを果たした。今さんは自分で作品を描く一方、漫画家のアシスタントとして働くようになった。そこで出会ったのが童夢やAKIRAなどの作品で知られている漫画家の大友克洋さん。今さんがアシスタントをしていたのは大友さんがアニメーションの監督として活動しはじめた時期だった。大友さんの影響もあり、アニメの制作に携わるようになった今さんは次第にのめり込んでいく。やがて今さんはプロデューサーに誘われ、映画の監督としてデビューする。平成10年公開の「PERFECT BLUE」でアイドル・ストーカー・ホラーといった要素を取り入れ、国内外で注目を集めた。平成14年には長編2作目の「千年女優」を公開し、1人の男性を思い続けた大女優の姿を時空を超えて描いた。この作品はアメリカの配給会社によって海外でも上映された。今さんが映画制作の舞台裏を明かしていき、ストーリーの骨子となるシナリオや絵コンテを公開。平成20年頃、今さんは新たな映画「夢見る機械」の制作に着手し、初めて手掛ける子供向けの作品となった。ところが体調を崩して病院へ行ったところ、末期の膵臓がんと診断された。今さんは抗がん剤の投与を拒み、映画の制作を続けようと模索。しかし志半ばで帰らぬ人となった。多くのスタッフと共同作業を行い、現実と虚構が入り乱れる作品を生み出した今敏さんは摩訶不思議な世界で観客を楽しませた生涯であった。
エンディング映像。
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