2026年8月1日放送 5:40 - 5:50 NHK総合

NHK映像ファイル あの人に会いたい
アンコール 絹谷幸二(画家)

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(オープニング)
オープニング

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(NHK映像ファイル あの人に会いたい)
画家 絹谷幸二

画家 絹谷幸二はフレスコ画の技法を用いた独自の画風で知られる。鮮やかな色彩で富士山や太陽などをエネルギッシュに描いた。長野オリンピックの公式ポスターの原画も手掛けている。絹谷さんは昭和18年、奈良県生まれで生家は文化人が集うことで知られる料亭であった。絹谷さんが幼い頃に両親が離婚し、姉夫婦に育てられた。東京藝術大学で油絵を学んだ絹谷さんはやがてヨーロッパの壁画に用いられる技法・フレスコ画に興味を持つ。フレスコ画は砂と石灰を混ぜた漆喰を薄く壁に塗り、その漆喰が乾くまでの短い間に顔料を染み込ませて描く。はるか昔洞窟に描かれた壁画のように時代を超えて伝わることに魅力を感じていた。本場で技術を習得したいと28歳のとき、イタリア・ベネチアの美術学校へ留学。ルネサンス時代の壁画を模写するなどして学んでいった。ベネチアの強烈な太陽や鮮やかな色彩で絹谷さんの描く絵は変化していく。留学して2年転機が訪れ、奈良 明日香村で高松塚古墳から極彩色の壁画である「飛鳥美人」が発見された。調査に強力するため帰国した絹谷さんはおよそ1300年前に描かれた壁画の美しさに目を奪われた。昭和49年、若手洋画家の登竜門として知られていた安井賞を受賞。その後全国各地でフレスコ画の技法を使った壁画を手掛けていく。東京芸術劇場では天井にも描かれていた。さらに作品を制作する傍ら、東京や大阪の芸術大学などで学生たちを指導。若手の画家を指導しようと絹谷幸二芸術賞を創設した。フレスコ画にとどまらず様々な技法を研究し、追求した絹谷さん。その作品には生まれ育った奈良の文化が色濃く影響している。68歳から挑んだのは幻想する日本最古の歴史書「古事記」の世界である。右腕が激痛で動かせなくなりながらも20点もの作品を作り豊かな色彩で描き続けた82年の障害であった。

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