- 出演者
- 杉野真実 藤田大介
オープニング映像。
米国第47代大統領にドナルド・トランプ氏が就任した。パリ協定離脱など大量の大統領令に署名した。トランプ新大統領は就任初日から分刻みで行事をこなす。夜は3つのパーティーに参加予定。今年の就任式でパレードは寒さ影響で40年ぶりに屋内になった。トランプ氏はパレード会場で支持者らを前に米国ファーストを訴えバイデン政権から大幅な方針転換を強調した。国民に向けて素早い実行力をアピールしようとする姿勢が目立った。トランプ氏は就任式の会場で支持者らを前に大統領令に署名する異例のパフォーマンスを見せた。トランプ氏が最初に署名したのはバイデン政権時代に78の行政命令を取り消す大統領令。気候変動問題に対する国際的な枠組み「パリ協定」脱退の大統領令などの署名した。その後、大統領として初めてホワイトハウスに入り次々と大統領令に署名した。大統領令では2021年の議会襲撃事件で訴追された約1500人に恩赦。WHOからの離脱を指示した。不法移民対策をめぐってはメキシコとの国境警備のため国家非常事態を宣言し軍隊を派遣する。来月1日からカナダとメキシコからの輸入品に25％の関税を課すことを検討。トランプ氏は4年前に就任式で団結を訴えたバイデン前大統領と対照的に前政権の政策を徹底的に否定した。今後4年間でさらに分断が進むのか。トランプ氏の政権運営に世界から注目が集まる。
トランプ大統領の就任を受けた日本政府は想定内、サプライズはなかったと冷静な受け止めをしている。首脳会談に向けてと卵胞政権との関係構築を急いでいる。石破首相は「真摯な議論を行い信頼関係を確立したいというふうに考えておる」とした。また演説について「選挙戦で語ってきたことがそのまま演説になったという感じが強くした」とした。焦点は早ければ来月上旬にも行う方向で最終調整している日米首脳会談。演説を聞いたある総理周辺は「石破首相がトランプ氏との会談で簡潔に話せるかがポイントだ」としている。ある外務省幹部は「関係構築は簡単ではないが日本からやるべきことを積極的に打ち込むことが大事」としている。トランプ氏とのディールで石破氏は日本に有利に交渉を進めることが出来るのか戦略が問われる。
トランプ大統領の就任について各国の反応。ロシアメディアによるとプーチン大統領はロシアとの直接対話に前向きなトランプ氏の姿勢を歓迎し祝意を示した。ウクライナ情勢をめぐるトランプ政権との対話に前向きな姿勢を示し「短期的な停戦ではなく長期的な平和が目標だ」としている。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は「トランプ氏は強い人だ。ウクライナは真の平和を実現するために米国と協力する用意がある。この機会を逃す手はない」とした。フランス・バイル首相は「トランプ氏と何も対応しなければフランスとヨーロッパは潰される」とした。トランプ氏が掲げる米国第一主義は「信じられないほど支配的な政治。何もしなければ我々は支配され潰され疎外されるだろう」とした。
トランプ氏が米国の大統領に就任したことを受けて日本製鉄・今井正社長は米港側に対して改めてUSスチール買収に理解を求めた。買収計画をめぐってはバイデン前大統領が中止命令を出したことに対して日本製鉄側は命令の無効などを求めて提訴に踏み切っている。近くこの裁判が米国で始まる。今井社長は「今は訴訟に集中するということだ」とした。
トランプ大統領の就任を受けて横田めぐみさんの母・早紀江さんらがコメントを発表した。横田早紀江さんは「早くしないと会えないという思いで非常に焦っています。トランプ大統領に被害者の救出、帰国を金正恩氏に訴えていただき助け出していただきたい」とした。めぐみさんの弟・家族会代表・拓也氏は「改めて米国政府に強く働きかけ日米連携で北朝鮮に対して強く迫ってほしい」とした。家族らは1期目のトランプ大統領に面会した際に拉致問題解決への協力を求めた。トランプ大統領は2度の米朝首脳会談で金総書記に対して拉致問題を提起している。
浅草の映像を背景に気象情報を伝えた。
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