パーキンソン病の患者の脳に蓄積する異常なたんぱく質を、生きている患者の脳内で撮影することに成功したと国内の研究機関などのグループが発表した。病気の診断や、進行の度合いを調べるのに役立つ成果だとしている。パーキンソン病やレビー小体型認知症の患者の脳には「αシヌクレイン」が蓄積することが知られる。量子科学技術研究開発機構・遠藤浩信主任研究員などのグループはαシヌクレインに結合して微弱な放射線を出す特殊な薬剤を開発し、パーキンソン病・レビー小体型認知症の患者10人にこの薬剤を投与して脳を撮影した。
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