埼玉・川越には、年間700万人の観光客が訪れるが、夜の時間帯には、観光客が減る傾向にあり、夜の観光を充実させることが課題だ。川越市は、観光スポットをライトアップするイベントを行うなど、夜の川越の魅力をアピールしてきた。観光親善大使のヴェソラウスキーさんは去年、市内で営業する4カ所宿泊施設に協力を求め、「川越宿部」を結成した。そこで、宿泊施設にあるバーなどを巡るはしご酒ツアーを企画した。川越ならではのお酒を楽しむことができる。ツアー当日、この日は、県内外から10人が参加した。一軒目は、古民家を改装したゲストハウスだ。狭山茶の和紅茶を使用したチャイのカクテルなどが提供された。午後10時半、三軒の店をめぐり、ツアーは終了。3月から計6回にわたり、開催してきたはしご酒ツアーには、繰り返し参加する人もいた。ヴェソラウスキーさんは、お酒を入口に、夜の川越をアピールできたなどと話した。