国の特別天然記念物「コウノトリ」。3年前から愛知県愛西市で見られるようになった。コウノトリはえさとなる土壌などの生き物が豊富な湿地帯を好むことからレンコン田が多い愛西市にやって来たと考えられている。去年4月、東海地方で初めて愛西市で巣作りし、産卵を確認。愛西市民を中心に結成された「あいさいコウノトリ見守り隊」。巣が作られたのは変電所の鉄塔の上。高圧線に近く、停電のおそれやコウノトリの安全を考えて巣を撤去。卵は保護された。卵が運ばれたのはコウノトリの繁殖活動の拠点、兵庫県立コウノトリの郷公園。日本では一度絶滅したコウノトリを一から繁殖し、自然に帰す活動を続けてきた。いま、野生のコウノトリは500羽を超え、生息地が広がっている。成長した3羽のひなを去年10月、愛西市に運んで放鳥。11月以降愛西市でコウノトリの姿は見られていない。再び愛西に来てほしい、見守り隊では思いを市民と共有したいと写真展を開いた。若山聡会長は「ことし初飛来はみなさんと一緒に見ることができて、この上ない奇跡の話だと思います」などと話した。
