関東一のさつまいもの産地・茨城県では今、収穫のピークを迎えている。その中でも幻のさつまいもの収穫を取材。「いずみ」という品種は昔からあるが、限られた土壌でしか栽培できず、苗の管理も難しい農家泣かせの品種。幸田商店・鬼澤宏幸社長は「紅はるか等のさつまいもの60〜70%しか収量がとれない。同じ面積で」と語った。栽培が難しいうえに量もとれないことから、茨城県のさつまいも生産量全体の僅か0.1%ほどという希少さ。収穫後1か月以上、熟成させることで甘みが増す。今シーズンのいずみの焼き芋は来月から。更に年明けからは芋のうまみがギュッと詰まった干し芋が出回るという。