毎年冬に感染が広がるインフルエンザだが、この年末は1医療機関あたりの感染者数が過去最多を記録した。医療現場を取材するとこの先も油断できない状況がみえてきた。
川崎市にある聖マリアンナ医科大学病院。1月中旬、インフルエンザのピークを超えたとみられる中でも救急病棟では緊迫感が高まっていた。インフルエンザが重症化した患者がかつてないほど増えていた。60代の女性は年末に感染し、別の病院に入院、肺炎が重症化しこの病院に転院してきた。50代の男性は年始に感染し自宅で療養、容態が悪化し緊急搬送されていた。治療を難しくしてるのが合併症。長期入院が必要な患者が相次ぎ、病床がひっ迫していた。この日、病院は重症患者以外の受け入れを停止した。
インフルエンザの重症化は子どもたちの間でも。兵庫県立こども病院では今月、重症化した子どもの感染患者に人工心肺装置ECMOを使用する異例の事態になった。この冬診察した子どもたちは気管支にたんが詰まりやすく、呼吸がしにくくなるという特徴があるという。インフルエンザ脳症になる患者も多く警戒を続けている。
都内のクリニックでは別の異変が起きていた。年末年始に発熱した患者の多くはインフルエンザだった。ところが今、別の感染症の患者が増えている。マイコプラズマ肺炎は1医療機関あたり1.11人で過去最多。ほかにも、リンゴ病や感染性胃腸炎などの流行が重なっているとみられる。感染症の治療につかわれ薬が品薄となっている。
川崎市にある聖マリアンナ医科大学病院。1月中旬、インフルエンザのピークを超えたとみられる中でも救急病棟では緊迫感が高まっていた。インフルエンザが重症化した患者がかつてないほど増えていた。60代の女性は年末に感染し、別の病院に入院、肺炎が重症化しこの病院に転院してきた。50代の男性は年始に感染し自宅で療養、容態が悪化し緊急搬送されていた。治療を難しくしてるのが合併症。長期入院が必要な患者が相次ぎ、病床がひっ迫していた。この日、病院は重症患者以外の受け入れを停止した。
インフルエンザの重症化は子どもたちの間でも。兵庫県立こども病院では今月、重症化した子どもの感染患者に人工心肺装置ECMOを使用する異例の事態になった。この冬診察した子どもたちは気管支にたんが詰まりやすく、呼吸がしにくくなるという特徴があるという。インフルエンザ脳症になる患者も多く警戒を続けている。
都内のクリニックでは別の異変が起きていた。年末年始に発熱した患者の多くはインフルエンザだった。ところが今、別の感染症の患者が増えている。マイコプラズマ肺炎は1医療機関あたり1.11人で過去最多。ほかにも、リンゴ病や感染性胃腸炎などの流行が重なっているとみられる。感染症の治療につかわれ薬が品薄となっている。
URL: http://itokc.jp/