福島県いわき市の「いわき絵のぼり」。子どもの成長を願って掲げられるもので、高橋聡一郎さんは、創業100年余りの工房の4代目。去年、父で先代の謙一郎さんが亡くなった。ことし、ひとりで仕上げる絵のぼり。父が残した絵のぼりを見るため、いまも掲げる家族を訪ねた。のぼりには、「謙」の印が入っている。聡一郎さんは、父の残した仕事がお子さんの記念に残っていくのはうれしい、自分の息子にも継いでもらえるように自分がつないでいきたいと語る。父の背中を追って、自分の名を刻む。
© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.