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「うるし塗りの大人の鉛筆 黒」 のテレビ露出情報

葛飾区四つ木にある1951年創業「北星鉛筆」の工場では、日本で数えるほどしかないという鉛筆の受注生産を行っている。 北星鉛筆5代目の杉谷社長のご先祖様は、徳川幕府に仕えて文書などを記録する祐筆だったそうで、幕府解体後は、北海道に移住し鉛筆の材料となる木材加工会社「杉谷木材」を開業。戦後東京に北星鉛筆を設立した。鉛筆は「スラット」と呼ばれる木の板に芯を入れるための溝を掘り、接着剤をつけ、もう1枚を上からぴったりと合わせていき、万力で圧力をかけて一晩乾かし、カッターで削り、一本ずつバラしていくことで形となる。この工場では1日に5万本鉛筆が作られているという。鉛筆の塗装では塗料を何度も重ね塗りしていく。1回だと木目が消えず、艶のある鉛筆に仕上がらないという。最後にできあがったものは人の目で検品してもう一度塗装をする。仕上げにハンコで文字を入れ、鉛筆の先を削り完成する。
北星鉛筆では鉛筆の需要が少なくなってきているという問題を抱えている。1966年のピーク時では日本全体で13~14億本作っていたが、少子化やボールペンやパソコンなどの普及によって現在では2億本を切っているという。そこで鉛筆に関心を持ってもらおうと開発したアイデア商品が、ノックすると鉛筆の芯が出てくる「大人の鉛筆」。発売以来400万本以上売り上げているという大ヒット商品だ。杉谷社長が鉛筆のために作った東京ペンシルラボは鉛筆の歴史や製造工程を学べる施設で、オリジナルのアイデア商品を体験する事もできる。またラボには「鉛筆神社」という神社があり、毎年11月には鉛筆を供養する祭りも開いているそう。社長のイチオシの商品は「日本式鉛筆削り634」で、芯が折れない削り機だという。

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