伊藤園の「お~いお茶 カテキン緑茶」のテレビCMが注目を集めている。出演している女性はAIで生成されたAIタレント。伊藤園によると、CMでAIタレントを出演させるのは日本初。CMのコンセプトである、健康的で明るい未来を狙い通り表現できることが決め手だという。街の人からは、好きな俳優の仕事を奪うのではという不安や、不祥事の心配がないという意見など様々な声が聞かれた。すでに韓国ではAIタレントの採用が活発化している。今年1月にAIが2日間で作り出したバーチャルアイドルグループMAVE:のMVは、これまでに2600万回再生を超える人気を博している。AIタレントを巡る動きについて、人工知能の専門家は「表面的にタレントの仕事が奪われるという問題に直結するのは間違いない」などと指摘。AIの役割について、今年7月にアメリカ・ハリウッドで俳優組合が踏み切ったストライキで、要求の中に俳優がAIに役を奪われないことが盛り込まれ話題となった。専門家は、「スタント撮影」「エキストラ」にはAIタレントが向いていると説明した上で、AIとの共存について「人間ならではの味付けとか無駄や個性に対する原点回帰もある」との見方を示しした。