保険料が増えていく理由について。五十嵐氏によると高齢者の増加で負担額が増えることと、医療の高度化によって費用がかかることの2点が背景にあるという。また医療費の膨大を抑えるために薬価を抑えることになると、薬の開発ができなくなる恐れがあるといい、一律価格を安くするのではなく薬の有効性に応じて値段をつけることを行っていく必要があるなどと述べた。
医療費の節約術について。全国健康保険協会が推奨しているのはジェネリック医薬品・かかりつけ医の活用・コンビニ受診を控えるの3点だという。体の調子が悪いと感じたらまず最初にかかりつけ医を受診することで、無駄な受診等を避けることができ、コンビニ受診を控えれば無駄に高い医療費を払わなくて済むとのこと。五十嵐氏はまずは小さなところから見直して削減できるところは削減していくべきなどと話した。また予防という観点から「セルフメディケーション税制」という制度を紹介。特定の医薬品を1万2000円以上購入した場合、超過分が所得控除の対象になる制度だという。視聴者からは「初診・再診料の引き上げは仕方ないが、しっかり医療従事者の賃上げに充ててほしい」などの意見が寄せられた。