還暦を迎えた東學さんは好きなものを食べすぎて100キロを超えた時々身体を壊すこともあった。その姿を見かねたスタッフの佳苗さんがかなえちんのお弁当の会を発足した。佳苗さんは東學さんが手掛けた本の装丁に惚れ込みデザイナーを目指すようになった。専門学校卒業後佳苗さんは会社に猛アプローチし憧れだった東學さんのアシスタントとして腕を磨いてきた。お弁当の会の準備は前日から。おかずは揚げ物を控えつつなるべく東さんの好物を。弁当作りを佳苗さんが続けてこられたのは學さんにずっと元気で好きなものを作り続けてほしいという思いからであった。朝晩およそ2時間かけ弁当が完成。學さんは弁当を食べ「うまい!」などと話した。