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オープニング映像。
職場に週に1度特別なランチの日がやってくる。黒田節子さんは黒田モーター商会でサポート業務を請け負っている。現場で働く人の要望により節子さんは工場隣にある自宅でまかないご飯を振る舞っている。この日は豚丼などを作った。せっちゃん食堂のメニューはほぼ丼もの。
昼休みにせっちゃん食堂がオープン。メニューは節子さんが決め前日に知らせているという。週に1度の昼のまかないが節子さんにとって新しい会社の支え方となっている。
ふっちんさんの日曜出勤のひそかな楽しみランチが給湯室のガスコンロを使っての簡単調理。メスティンを平日はお弁当箱として使い日曜出勤のときだけ空っぽのまま会社に持ってきて人目を気にせずのんびりやるのが楽しいという。ねぼちさんはいつも使っている食器を弁当にしていた。
還暦を迎えた東學さんは好きなものを食べすぎて100キロを超えた時々身体を壊すこともあった。その姿を見かねたスタッフの佳苗さんがかなえちんのお弁当の会を発足した。佳苗さんは東學さんが手掛けた本の装丁に惚れ込みデザイナーを目指すようになった。専門学校卒業後佳苗さんは会社に猛アプローチし憧れだった東學さんのアシスタントとして腕を磨いてきた。お弁当の会の準備は前日から。おかずは揚げ物を控えつつなるべく東さんの好物を。弁当作りを佳苗さんが続けてこられたのは學さんにずっと元気で好きなものを作り続けてほしいという思いからであった。朝晩およそ2時間かけ弁当が完成。學さんは弁当を食べ「うまい!」などと話した。
奈良岡朋子が主戦場としていたのは劇団の舞台。18歳で養成所の1期生となり以来75年ずっと劇団一筋であった。楽屋に入ると使い慣れた道具を並べきちんと整えるのがルーティーン。そして舞台を前にした昼ご飯にも彼女なりのマイルールがあった。70を過ぎた看板女優の体調を気遣う劇団員がたどり着いたのがかんぴょう巻き。以来そのひとつまみが舞台に臨む彼女の原動力となっていた。