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「きりしま」 のテレビ露出情報

23年前の12月22日に東シナ海で発生した北朝鮮工作船事件。度重なる停戦命令を無視し日本の海を逃走する不審船。海上保安庁が威嚇射撃。約15時間に及ぶ攻防となった。東シナ海北朝鮮工作船事件をしらべてみた。海上保安資料館横浜館にやってきた。不審船は全長約30m、幅約5m、総トン数44トン。船体には銃撃痕がり、機関銃などの様々な武器が積まれていた。12月22日午前6時20分、海上保安庁航空機が奄美大島から約240km地点で不審船を確認。巡視船「いなさ」が外観調査を開始。巡視船「きりしま」も現場に到着。警告し不審船にSN旗を出し船尾へ威嚇射撃を実施。不審船が何かを投げ捨てた、密輸された薬物と推測される。
海上保安庁は、航空機と「あまみ」「みずき」「いなさ」「きりしま」の4隻の巡視船を現場海域に向かわせる。現場に到着した巡視船「いなさ」と「きりしま」で、不審船を挟み撃ちにして接舷する狭撃を行う。近づく巡視船に対し、不審船の乗組員は「おーい!あっち行け!」と日本語で巡視船を追い払おうとする。そして、巡視船「あまみ」が不審船とぶつかる。その時、不審船から機関銃による発砲。この時、当時の巡視船「きりしま」の航海長だった海上保安庁・航海警備対策室・田中航二郎室長は「銃撃が始まった時は頭の上をイメージ的には右斜め上ぐらいのところですけども、えい光弾といいますか、色の付いた弾が飛んでいく状況が見えて、撃たれているというのはすぐ分かりました」と話す。不審船は船の全方向から「あまみ」「いなさ」「きりしま」の3隻の巡視船をめがけて一斉射撃をしてきた。さらに、戦車などを攻撃するロケットランチャーを巡視船に向けて発射する。巡視船も射撃で応戦する。不審船はこの時、船内に隠していた戦闘機などを撃ち落とす対空機関銃も使って攻撃をしていた。当時の巡視船「きりしま」の航海長だった海上保安庁・航海警備対策室・田中航二郎室長は「あまみと違ってきりしまは防弾処置がされていたので、小銃程度であれば弾く能力があった。防弾板に当たるパチパチという音が聞こえた」と話す。さらに、戦車などを攻撃するロケットランチャーを巡視船に向けて発射する。巡視船も射撃で応戦する。すると突然、不審船が大きく赤く光り、爆発した。田中航二郎室長は「船の中心から白い熱源が一気にパッと広がって、またそれが縮んだというような映像を見ましたので、明らかに爆発だと」と話す。こうして、およそ15時間に及んだ追跡劇は、不審船の自爆沈没で終わった。防弾処置をしていなかった巡視船「あまみ」は、不審船の攻撃で海上保安官3人が負傷し、船橋に100発以上の銃弾を浴びていた。 海上保安庁は、この船が覚醒剤の取引を行う北朝鮮による工作船と断定。死亡した乗組員10人を、海上保安官の殺人未遂などの容疑で送検した。海上保安庁・海上保安資料館・横浜館・寺前大館長は「実際、海上保安官が撃たれていますので、殺人未遂ということで犯罪の捜査をするために引き揚げた」と話す。当時の巡視船「きりしま」の航海長だった海上保安庁・航海警備対策室・田中航二郎室長は「断固として我が国の領土領海を守るということに尽きる。そうするためには、あらゆる事態を想定して、それに備えていく必要がある。付け入る隙を与えないということが必要」と話す。この事件以来、北朝鮮の工作船が日本の領海内で目撃された報告はなくなったという。ということで、23年前の東シナ海・北朝鮮工作船事件を調べてみたら、日本の海を守る海上保安官による命懸けの攻防があったことが分かりました。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年12月24日放送 15:45 - 19:00 フジテレビ
イット!しらべてみたら
23年前の12月22日に東シナ海で発生した北朝鮮工作船事件。度重なる停戦命令を無視し日本の海を逃走する不審船。海上保安庁が威嚇射撃。約15時間に及ぶ攻防となった。東シナ海北朝鮮工作船事件をしらべてみた。海上保安資料館横浜館にやってきた。不審船は全長約30m、幅約5m、総トン数44トン。船体には銃撃痕がり、機関銃などの様々な武器が積まれていた。12月22日午前[…続きを読む]

2024年2月3日放送 17:30 - 18:50 TBS
報道特集(特集)
2017年、北朝鮮との軍事的な緊張が高まる中、米航空母艦・カールビンソンは半径300キロメートルの制海権を掌握しながら航行する。日本が保有するイージス艦は8隻で、空母の本格的な運用のために増強する計画もある。初代イージス艦艦長の本多氏はイージス艦の能力の高さには驚かされたという。イージス艦は1隻、およそ1500億円。年間維持費は100億円を超える。迎撃ミサイ[…続きを読む]

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