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「くいしんぼう仮面」 のテレビ露出情報

東京・葛飾区で先月25日に若手レスラーの試合が開催された。会場に登場した白い衣装の覆面レスラーは、北方領土問題の解決を胸に闘う女子プロレスラー・七星。元島民3世であることを表に出し、闘うことで北方領土問題をアピールしている。必殺技は「プランチャ」。試合に敗れはしたが、観客からは大きな拍手が送られた。北方領土は元々は日本の領土として国際的に認められていたが、第2次世界大戦の終わりにソ連が占領し、今もロシアが実効支配している。七星の祖母は歯舞群島の志発島出身で、終戦と共に根室市に逃れてきた。七星は「旧ソ連軍が戦後、侵略してきたことをずっと言っていた。多分それは悔しかったのかなというのと、私に対して気持ちを継いでもらいたかったのかな」と話した。中学生の時、祖母は79歳で亡くなったが、この頃から元島民3世を自覚していたという。札幌の大学を卒業し、東京で会社勤めをした後、地元・北海道へ戻った。2016年、社会人プロレス団体「新根室プロレス」と出会った。この年のうちに社会人プロレスデビューを果たした。その後、静岡に移住しフリーのレスラーとして活動。2019年、北方領土を巡る問題が身内に及んだ。北方領土周辺海域ではロシア側に資源確保の協力金を支払うことで日本の漁船が漁をできる安全操業という仕組みがある。タコ漁師の父親は協定の枠内で操業していたが、ロシア国境警備局の検査を受け、規定の漁獲量を超えたとして拿捕された。父親は1週間後、罰金を支払って解放された。七星は自身のルーツを見つめ直し、この頃から元島民3世レスラーを名乗り始めた。きのうは石川県で行われた「マットプロレス」に参戦し、七星が勝利。全国各地でプロレスの試合を行い、手応えを感じている。一方で、領土問題に対する理解が進んでいないと思うことも少なくない。七星は「北海道、根室市、東京は北方領土の返還要求運動に熱を入れている。それ以外の都道府県でももっともっと認知度をあげていきたい」と話した。

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